わたしたちは何故Twitterをやるのか。140文字という制限ある「ことば」に、何を乗せて、誰に届けたいのか。この連載では、日々“140文字の言霊”と向き合う人びとが「自分にとってTwitterとは何か?」というテーマで文章を綴ります。第1回の筆者は「シャープさん」こと山本隆博氏です。勤める会社のツイッターを担当して9年ほどになる。いわゆる企業公式アカウントというやつだ。9年が長いのか短いのか、私にはいまいち判断がつかない。なにしろ日夜ワンオペですべてのツイートを書き、リプライに返事し、送信ボタンを手動で押してきたので、仕事というより生活という感覚がしっくりくるのだ。 同じ会社で同じ仕事を9年続けていると言うと、むしろ珍しがられるような流動性の高い社会だけど、同じ場所で同じ暮らしを9年続けていると言えば、はあそうですかとだれだって返すだろう。私の9年には、長いも短いもない。あるのは労働と生
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