レザーは適切なメンテナンスをすれば、10年、20年使うこともできる。ただ、一部ヴィーガンレザーに代替されつつあるという。 撮影:菊地夏美 ファッション業界では最近、「ヴィーガンレザー」という素材が注目されている。 ヴィーガンレザーは一般的に、動物由来のレザーに代わる「非動物性」の素材として紹介されることが多い。食品廃棄物の再利用であることや、原料となる植物の持続可能性が高いこと、レザー(革)のために動物を殺す必要がないことなどから、「サステナブルな(持続可能性のある)素材」だと注目されている。 バイオ加工レザー(ヴィーガンレザーの一種)の市場規模は、2026年には8億6800万ドルに達するとも推計されている。 革靴に関わる仕事をしていた筆者は、昨今の「レザー=環境や倫理的に良くないもの」、と決めつける風潮に個人的に疑問があった。さまざまな種類や製法があるなかで、ごく一部のレザーにしか該当し
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