1200万部を超えるロングセラーとなったパズルやクイズを集めた本「頭の体操」シリーズなどで知られる心理学者の多湖輝さんが今月、都内で亡くなりました。90歳でした。 昭和41年に出版した、みずから考案したクイズやパズルを集めた本「頭の体操」が子どもからお年寄りまで大きな人気を呼び、シリーズの累計発行部数が1200万部を超えるロングセラーとなりました。また、心理学を分かりやすいことばで説明した実用書を数多く執筆したほか、みずから設立した研究所の所長を務め、子どもの教育や高齢者の生き方などについて幅広く提言を続けました。 このほかテレビやラジオの出演やクイズ番組の監修も多く、最近では携帯型ゲーム機向けのクイズゲーム「レイトン教授」シリーズの監修なども務めました。 こうした功績が認められ平成18年に瑞宝中綬章を受章しています。 所長を務める研究所によりますと、多湖さんは最近まで仕事を続けていました