トップ > 経済 > 経済Q&A > 記事一覧 > 記事 【経済Q&A】 半世紀の減反 なぜ廃止へ? 補助やめ農家に競争力 Tweet 2013年11月8日 自民、公明両党が1970年から続く生産調整(減反)政策を5年後の2018年度をめどに廃止する政府案を大筋で了承し、減反が事実上決まった。減反とはどういう制度で、どういう影響があるのか。 (山口哲人) Q 減反ってどういう制度なの。 A 農家が田んぼいっぱいにコメを作るとコメが余って値崩れし、農家は困ってしまう。高齢化や洋食化で日本人のコメ離れが進む中、なおさらだ。そこで農林水産省は、都道府県を通じて農家の生産量を毎年制限し、コメが値崩れしないようにしている。田んぼの面積を表す「反」を減らすから、減反と呼ばれており、政府はコメの代わりに大豆などへの転作を促している。 Q 減反をした農家は収入が減ってしまうのでは。 A いや、農水省は農家