一説によると人類は1万年以上前から酒を飲んでいたらしい。最も古いアルコール飲料はハチミツを主原料としたミードと呼ばれるものであったとも言われている。紀元前4000年ころには古代メソポタミアでビールが飲まれていたし、ワインは紀元前3000年頃から飲まれていた。人はかくも昔から酒を飲み酔っていたのだ。人が酒を飲む理由は様々だろうが、古代や中世の人々が酒を飲むのには、定住生活による水質汚染の問題があったとされている。生水を飲むという行為は非常にリスクが高かったのだ。 とはいえ、酒は酔うことでリラックスした心理状態をもたらして、人と人との間をスムーズにする潤滑油としての機能も担ってきた。当然、酒席での発言や振る舞いが政治に影響を与えてきたのは古今東西の歴史を見れば枚挙に暇がないであろう。政治の世界すらそうなのだ。私たちが日々行う仕事、ビジネスの世界でも酒の影響力は無視できないはずだ。しかし、なぜか