5月31日は世界禁煙デーでしたが、どらねこの職場周辺ではそんな話題はトントでませんでした。どらねこは医療・介護に関係するようなところで働いているのですが、そういった施設の職員に喫煙者が多いと謂う話を見たことがあります。以前は喫煙と健康の問題にかかわる医師の喫煙割合が高いのはいかがなものか、という事でタバコ対策が講じられ、医師の喫煙割合は改善されているようですが、直接患者や利用者の処遇にあたる職員の喫煙は未だ高い水準にあるとも指摘されております。 (あ、この記事は禁煙週間にアップする予定でしたがころっと忘れて放置してました) ■ちょっと比較してみた では、高齢者ケア施設における喫煙者の割合は本当に高いのだろうか? ということで、すこしデータをあたってみました。 岡山の高齢者施設の従業員を対象としたデータ*1は三徳和子「施設における高齢者ケア従事者の職業性ストレス要因とその特徴*2」より引用し
厚生労働省は、「喫煙率については、平成34(2022)年度までに、禁煙希望者が禁煙することにより、成人喫煙率を12.2%とする…」(2012年2月1日第31回がん対策推進協議会資料)を国としての喫煙対策の素案にする意向を示した。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021l3w-att/2r98520000021l8j.pdf 【参考】http://sankei.jp.msn.com/life/news/120201/bdy12020122130002-n1.htm 喫煙率12%目標盛り込む 次期がん基本計画の素案 2012.2.1 22:12 [病気・医療] 厚生労働省は1日、2012年度からの次期がん対策推進基本計画の素案を、がん対策推進協議会(会長・門田守人がん研有明病院長)に提示した。働く世代や小児対策の充実など既に示していた骨子に
(なにか悪い夢を見ている感じです) 先回、がんセンターなどが言っていること「タバコを吸う人は吸わない人に対して肺がん死の可能性が1.6倍になる」ということを前提に計算してみると、「タバコをすうと30人に1人が肺がんになる可能性がある」という結果になることを示しました。 この数字は「タバコを吸うと肺がんになる」という表現は不適切で、「タバコを吸っても肺がんになることは難しいが、人に迷惑をかけるからできるだけ遠慮しよう」という程度だろうという私の感想を書きました。 ・・・・・・・・・ でも、なにか釈然としなかったので、1955年頃から1985年頃までの統計的データから、「タバコを吸うと何倍ぐらい肺がん(気管、気管支を含む)になりやすいのか?」という計算をしてみました。基礎となるデータは厚労省やがんセンターなどから出ている男性のものを使い(下の図。データ自体は誰も異議がないと思います)、次の前提
JT Explained Whilst recognizing that there is no such thing as a 'safe' cigarette … 『安全なタバコ』など存在しないことを認めます…(JTインターナショナル) http://www.jti.com/e/what_we_stand_for/reduced_risk/what_reduced_risk_e.html 目次 1.はじめに 2.たばことは 3.マイルドセブンの設計 4.マルボロの設計 5.低タールたばこ(ライトタバコ)の開発 6.低タールたばこ 転移しやすくタチ悪い「腺がん」誘発の“新説” 7.ゼロ・タールタバコ 8.低ニコチンタバコの設計とニコチンの依存性 9.健康メリットは無い低ニコチンタバコ 10.喫煙者は低タール・低ニコチンタバコ(ライトタバコ)を選ぶが… 11.タバコの添加物 12.マイル
昨年の一箱100円以上値上げという大増税に続き、今年4月には神奈川県で罰則付きの受動喫煙防止条例が完全施行された。分煙化への大きな流れは抗い難いとはいえ、異論を許さぬ禁煙礼賛の空気はファッショ的な危うさをはらんでいる。愛煙家で知られる養老孟司氏が、紫煙なき社会の先にある危うさを指摘する。 * * * 4年ほど前に劇作家の山崎正和氏と禁煙運動をテーマに対談し、他人に禁煙を強要する社会の異常性を指摘したところ、日本禁煙学会から質問状が届いた。編集部から止められたので返事はしなかったが、本当は「これからもお互いに末長く元気にやりましょう」とエールを送りたかった。禁煙運動は喫煙者がいなければ成り立たない運動だからだ。 今さら言われなくても、たばこが健康に悪いことなど、昔から誰でも知っている。私が大学に入学した50年ほど前の話だが、通学途中でばったり出会った同級生が「昨日たばこを吸って朝起きた
NPO法人 日本禁煙学会 〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町30-5-201 FAX 0422-47-5931 http://www.nosmoke55.jp/ 理事 津田敏秀 理事長 作田 学 第3段落:世界で初めて禁煙運動を始めた記録は、ナチス以前にあります。 第5段落:国は医療費を管理しており、医療費を下げる努力をする必要があります。特に今のように財政状況が逼迫している時には、国の努力は当然です。世界銀行によりますと先進諸国は、医療費の6-15%がタバコによる増加を被っています。逆に言うとタバコを規制することにより将来的には、医療費の6-15%を減らすことが期待でき、この分を総医療費を増やすことなく、医療が必要とする多くの患者さんの治療に回すことができます。 第6段落:副流煙の研究をしたのは平山だけでなく、もの凄くたくさんの研究があります。それらは副流煙による肺がんの多発を
1 受動喫煙ファクトシート 2 敷地内完全禁煙が必要な理由 NPO 法人 日本禁煙学会(理事長 作田学) 〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町 30-5-201 http://www.nosmoke55.jp/ 2010 年 12 月 目次 はじめに 1 微小粉塵(PM2.5)とは 3 PM2.5 が全死亡リスクを増やす 4 日本の受動喫煙対策と PM2.5 7 わずか 1 ㎍/㎥の PM2.5 増加でどれだけ死亡率が増えるか 9 アスベストと受動喫煙―アスベスト:10 万人中 6.7 人以上死亡で懲役 1 年 11 アスベストと受動喫煙―タバコ臭知覚限界濃度で、10 万人中 100 人~600 人死亡 12 国の受動喫煙規制はアスベストよりも 1600 倍ゆるく罰則なし 13 受動喫煙の害の大きさ―食の安全対策が無意味になるほど大きい 15 飲食店・サービス業界の PM2.5―「
◆たばこがペットに与える影響とは。 ◇受動喫煙でがんの恐れ ◇有害物質、床近く滞留 「危険3倍」調査も 和歌山市の石丸動物病院に昨年6月、1匹の猫(オス、6歳)が運び込まれた。数日間エサをまったく食べないという。体からたばこのにおいがしたため、副院長の石丸昌子さん(56)が理由を聞くと、飼い主の自宅は美容院で、猫は灰皿を置いている待合室によく出入りしていたらしい。 触診で腸のあたりに異物を感じたことから、石丸さんは飼い主の承諾を得て体を切開。腸に複数の腫瘍を見つけた。大きなもので1センチ。既に手の施しようがなかった。病理検査で悪性リンパ腫と判明した。 猫は食欲が戻らないまま、数日後に衰弱死。検査では因果関係まで特定しなかったものの、石丸さんは「受動喫煙の影響が大きかったのではないか」とみている。飼い主は「たばこが動物にも悪いと知っていたら、待合室に入れなかったのに……」と肩を落とした。 *
社説天声人語Astandなら過去の朝日新聞天声人語が最大3か月分ご覧になれます。(詳しくはこちら) 「おかあさんのびょうき」という詩がある。〈おとといからおかあさんがびょうきになりました。ぼくは、おかゆをつくりました。おねえちゃんは、りんごジュースをつくりました。おとうさんは、じぶんのたばこをかいにいきました〉▼作者は熊本市の小学2年、時代は、30代男性の7割近くが喫煙していた頃と思われる。たばこは「大黒柱ご用命」の常備品で、その補給が妻や子に託される家もあった。往時に比べ、喫煙者の肩身は家庭内でも狭い▼昨秋の大幅値上げは、喫煙習慣に深手を負わせるかにみえた。ところが、日本たばこ産業の今年3月期決算は、前期なみの営業利益になる見通しという。たばこ離れが予想ほどではなく、増税幅を超える値上げが埋め合わせたようだ▼世界2位のたばこ会社BATの日本法人によると、喫煙者は平均100日分を買いだめ
食道がんは、日本人男性におけるがん死亡の原因では6番目に多いものです。これまで喫煙と飲酒は食道がんの危険因子とされてきましたが、食道がん全体のうち何%程度がこれらの生活習慣によるものか(人口寄与危険度割合)は分かっていませんでした。また、緑茶が食道がんにどのような影響を及ぼしているのかについても、分かっていませんでした。 そこで、宮城県の住民を対象とする2つのコホート研究における男性のデータから、喫煙習慣、飲酒習慣、緑茶摂取量のそれぞれについて、食道がん発生率との関連を解析しました。 その結果、喫煙しない男性と比べて、1日20本以上喫煙する男性では食道がん発生リスクは5.09倍(95%信頼区間=1.80-14.40)も高くなっていました。同様に、飲酒をしない男性と比べて、毎日飲酒する男性では2.73倍(同=1.55-4.81)に達していました。両習慣とも、有意なリスク上昇を認めました。
喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因です。日本の研究では、がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。 がんの予防のためにはたばこを吸わないことが最も重要です。現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってさまざまながんのリスク(がんになる、またはがんで死亡する危険性)を下げることができます。 喫煙は、たばこを吸う本人だけでなく、たばこを吸わないまわりの人にも肺がんなどの健康被害を引き起こします。 喫煙は、がんだけでなく、冠動脈心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中など循環器の病気、肺炎や慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)など呼吸器の病気の原因でもあります。 たばこの煙の中には、たばこ自体に含まれる物質に加えて
<解説> というわけで、ニコチン依存症について。いかがでしたでしょうか。 この禁煙治療、そもそも2006年から保険適応されました。 ただマンガにもあるように、「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」が200を超えるなどの条件が必要となってきます。 また治療として、以前はニコチンパッチなどがありましたが、2010年から出たのが、チャンピックスと言われる「飲む禁煙薬」。 禁煙のための指導にくわえて、三ヶ月に渡ってその薬を飲んでいただく、という内容になります。 マンガにもあるように、ニコチン切れの症状を軽くし、またニコチンの快感を得にくくさせるので、禁煙しやすくなります。 ただ副作用として、合わない場合、飲み始めに吐き気などが出る方もいるようです。 いずれにしても、服薬に関しては医師とご相談ください。 服薬の場合、禁煙成功率は約6割前後と言われています。 また実際、喫煙される方ほど、抑うつ的になりやすい
スゴイ咳の患者さんが続々と飛び込んで来られます。 タバコの匂いをプンプンさせて・・・ 「タバコ喘息」です。 喘息発作で気管支拡張剤の点滴を要する方の多くも喫煙者。 「タバコで喘息が悪化しますよ」と教えても、 「そんなことはない」と、本気で聞いてくれません。 まさに、「ニコチン依存症」! やはり騙されているのです。 お金を盗られ、健康を盗られ、周囲の信頼も盗られ・・・ これは、「騙されている」状態としか考えられないのです。 「禁煙で人生を変えようー騙されている日本の喫煙者たちー」 を書いた時の意気込みが、また蘇ってきました。 チャンピクスの輸入が再開される来年から また、新たな禁煙治療に精を出そう! ちょっと待っててくださいね。 2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。 お一人、一日一票有効です。 応援クリックお願い致し
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