最近、やはり武田効果とでも言うのだろうか、何回も同じような質問をいただく。 曰く、ペットボトルの製造には10円以下しか掛からないのに、それを集めて再生ペット樹脂にすると、30円程度も掛かる。すなわち、リサイクル増幅係数が3以上になっていて、リサイクルをすることは、環境負荷の増大になっているに違いない。ペットボトルは一般ゴミと一緒に焼却してしまう方が、結果的に環境負荷が低くなるのではないか。 これまでも、本HPにおいて、この「反リサイクル論」が間違っていることを、断片的ではあるが、何回も記述してきている。しかし、やはりまとめてその誤謬の理由を示しておくことが必要だと考え、本記事を作成した。 C先生:これほどまでに「武田効果」があるということは、そのような質問をする人も、同様な考えをもっているということなのだろう。今のリサイクルがどこか妙だという考えを持っている人が多いということなのだろう。