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ブックマーク / www.axis-cafe.net (4)

  • 指紋採取はじまる - おおやにき

    受講生がウズベク人×3・カンボジア人×2・モンゴル人日人各1(挨拶)。なお使用言語は英語でテーマは法整備支援と近代法の理論。いや大学院国際開発研究科の科目ですが、毎回私が喋って質疑という形式なので週1回90分ほとんど英語で話し続けるという状況に。え~外国語の上達のためには(1)定期的に使う、(2)その言語に浸る(会話・読解・思考まで全部その言語でやる)、(3)喋れないと死ぬというほど追い詰めるなどの方策が知られているわけですが、上記のシチュエーションはそのすべてを兼ね備えているような気がするのでおすすめではないでしょうか。だんだん慣れてきた。 さて『自由とは何か』の時点では法律化されていたものの未実施であった入国審査の強化、すなわち両手人差し指の指紋採取と顔写真の撮影がついに導入されたとのこと(asahi.com)。でまあ案の定ただちに「欧米やアフリカ諸国など約70の市民団体の共同署名で

  • 行為とその責任 - おおやにき

    松文館事件について、同社社長の上告が棄却され第二審判決(罰金150万円)が確定したとのこと(Yomiuri Online)。関係各位にはいろいろ思うところがあるだろうが、私としては漫画が反社会的言論をもなしうる十全な表現媒体として国家に公認されたことを喜びたい。 もちろん「表現する側」としては、猥褻表現をすることも言論の自由の一部であって不可侵だとか、言論の自由が一定の法益によって制約される可能性があることを承認しつつもこのケースでは優先されるべき法益が存在しないとか、主張することは許されるだろうと思う。漫画を児童ポルノとして取り締まるべきではないという意見はたとえば後者であり、衝突する相手としての児童の性的自由・自己決定権がないではないかというわけだ。もちろん、基的には「表現を享受する側」であり、ときには「表現される側」であったりする我ら人民がその主張を容れるかどうかはわからないし、ま

  • 病院にて - おおやにき

    まあ終わらなかったわけだが(挨拶)。土曜に上京して師匠の研究会で岩波講座憲法第1巻の合評会をやってもらい、というか師匠が編者でご自身を含め執筆者が4人も揃っていたので別に私のためということでもない。とにかく日曜に名古屋に戻ったら緊急通報が来ていたので急いで対処、月曜の午前に医者に行ってから出勤して最終調整を済ませ午後は医学部附属病院の某委員会に出席して3時間。軽く腹痛もあったのでわしの方が病人じゃという話ではあるのだが、まあこれでお医者さんが少しは働きやすくなるなら仕方ないのである。 さて委員会の議事を聞きながらぼんやり考えていたのだが性差医療というのが最近はあるらしく、たとえばある種の薬に対する感受性が男女間で有意に異なるというようなケースから治療方法等についてもその点を考慮しないといけないという話なのだが、某所ではそこから男女間に質的な差異があるので異なる社会的取り扱いが正当化される

  • 「一般意思」 - おおやにき

    まだ解放されない(挨拶)。ところで私が普段読まない新聞にこういう記事が載っていたという情報を目にしてついリンクを踏んでしまって不幸になる。ん〜まあこの方が法律について語るわりにはちっとも勉強しておられないという件についてはすでに述べているのだが、しかし来のフィールドに近いはずの社会思想にまでここまで不勉強だとは思わなかったなあ。東京新聞から「【試される憲法】社会学者 宮台真司さん 国家操縦の『憲法意思』大事」。他の部分についてはまあそういう意見もあるだろうという話なのだが、問題は以下の箇所である。 ルソー(仏の哲学者)のいう一般意思だから、日人の大半がそう思っている、と日人全員が思えなければなりません。 それには、国民の八割が投票して八割が賛成するといった圧倒的意思が、示される必要があります。

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