ところで淡路島の伊勢久留麻神社は、伊勢の斎宮跡と舟木石上神社を結ぶとされる太陽の道(北緯34度32分)から僅かにずれていて(北緯34度31分)、実際には久留麻神社の真北1㎞に位置する松帆神社が太陽の道にぴったりと重なるんです。 創建が1399年なので古代の信仰とは関係ないと思っていたのですが、実は不思議な縁があったことをT様に教えて頂きました。今回の旅ではこちらへは行かず、残念! 楠木正成と松帆神社 楠木正成は富田林の美具久留御魂神社(下水分社)、千早赤坂村の建水分神社(上水分社)等を氏神として崇敬していました。千早赤阪村は金剛山の西側ですが、東麓にはかつて出雲族の高天村がありました。 楠木公は湊川の戦いで自害する直前、守護神としていた八幡大神の御璽(文殊のようなもの)を家臣の吉川弥六に託します。弥六たちは敵陣を突破してなんとか淡路島へ渡り、楠木村(現在の淡路市楠本)の山中に小さな祠を建て