去る16日午前零時を以て、39県が「新しい日常」を迎えた。北海道と首都圏と 近畿圏は大阪(大阪モデルに基づく)を除いて、原則的には自粛・休業要請が 続く模様だが、緊急事態宣言の延長満了日を待たずに、解除されていく予定だ。 アフターコロナは「新しい日常」というより「異形の日常」をもたらしたといった方が正しいかもしれない。 働き方が、恋愛が、教育が、付き合いが、ショッピングやレストランまで、その 形は変わってしまう。街の営みや生き方をいびつに変えてしまう。 どこもかしこも、ビニールシートが垂れ下がり、前後左右はアクリル板に遮蔽 されている。知恵といえば知恵だが、窒息死しそうな気分になる。 TVのドラマは再放送ばかり。明智光秀の生涯を描くNHK大河ドラマ「麒麟がくる」もストック切れで休止も時間の問題だ。楽しみにしていたのに。 今のまま、終われば主演は斎藤道三を演じたモックンになってしまうではない