7月17日、北海道日本ハムOBと西アフリカ選抜の国際試合が行われた。この企画は、野球を通じた途上国への支援活動を行う「ブルキナファソ野球を応援する会(以下ブルキナ野球会)」によってなされた「西アフリカベースボールプロジェクト」の目玉企画で、あいにくの雨天の中、約2500人の観衆が北海道室蘭市の新日鉄住金球場に足を運んだ。 ブルキナ野球会の代表、出合祐太氏は世界最貧国で野球普及活動に取り組んだJICA(国際協力機構)による青年海外協力隊のOB。野球不毛の地での普及活動の継続と、さらなる発展を目指して2008年12月に北海道・富良野で同会を立ち上げた。貧しい国において「誰もが平等に夢に挑戦できる社会を築くために夢の実現のプロセスを具現化すること」をコンセプトにしたこの活動は徐々にではあるが実を結び、現在では2人の選手が日本の独立リーグでプロとしてプレーしている。 西アフリカ選抜は7カ国、40人