ラスベガス(CNNMoney) 未来の超高速列車「ハイパーループ」の開発を進める米新興企業ハイパーループ・ワンが11日、米ラスベガスで高速走行技術をテストする初の公開実験を行った。 鉄鋼の骨組みでできた車両は2.5Gの加速度で線路上を走り、時速約187キロに到達。砂の山に突っ込んで盛大に土ぼこりを巻き上げた。約1.9秒間で実験は終了した。 ハイパーループ・ワンの共同創業者、ブローガン・バムブローガン氏は実験終了後、「すべてうまくいった」と満足そうな様子だった。 ハイパーループの構想は、米テスラ経営者のイーロン・マスク氏が2013年に打ち出した。加圧チューブ内で乗客を乗せたカプセルを浮上させ、時速1120キロを超す速度を実現するという仕組み。マスク氏はこのアイデアを公開し、多数の新興企業が技術開発を競っている。 ハイパーループ・ワンは、民間宇宙会社スペースXの推進工学技術者だったバムブローガ