中学校長、メタノール燃え移り重体 妻が学校から廃棄品持ち帰り 津市教育委員会は2日、市立西郊中の新家厚志校長(58)が1日に自宅近くで学校の備品のメタノールを焼却処分しようとしたところ、体に燃え移って全身にやけどを負い、意識不明の重体になったと発表した。 市教委によると、新家さんの妻で市立榊原小の民子教頭(58)が11月、廃棄予定で同小に保管していたメタノール一斗缶一つを、自宅で処分すると同校長の許可を得て持ち帰った。新家さんが今月1日、市内の自宅近くの畑でこのメタノールを燃やす際に事故が起きた。 メタノールの廃棄について、市教委は専門業者に委託するよう規定していた。学校のメタノールはアルコールランプの燃料として使っていたが、最近は別の混合燃料を使うようになり、廃棄する予定だったという。 市教委は「不適切な行為があった」として関係者から事情を聴く方針。