石川県輪島市中心部から北方約50キロ先に浮かぶ舳倉島。能登半島地震が発生した1月1日は3人が生活したが、2週間後のヘリコプター救助まで外部から閉ざされて島で過ごした。そのうち、坂口剛さん(58)と妻の幸子さん(56)は「とにかく寒くて、悲惨やった」と振り返った。 【メモ】舳倉島 輪島市中心部から北方約50キロに位置し、周囲約5キロで総面積60万平方メートル。溶岩が冷え固まってできたとされる島。1日1往復の定期便で行くことができる。アワビやサザエ、海藻類などが取れ、海女漁も盛ん。 電気設備の保守点検をする剛さんと海女漁をする幸子さんは、1日午前に島の奥津比咩(おきつひめ)神社で初詣を終えた。「晩ご飯はどうしようか」と家にいたとき、地震が発生。大きな2度目の揺れが起こると、テレビに「大津波警報」の文字が。別の海女の女性と一緒に、3人そろって高さ4~5メートルの高台へ急いで逃げた。
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