今年でソロ活動40周年を迎えた高橋幸宏。その出発点であるファースト・ソロ・アルバム『Saravah!』(78年)は、加藤和彦、高中正義、鈴木茂、細野晴臣、山下達郎、吉田美奈子など錚々たるメンバーによる素晴らしい演奏、そして、坂本龍一のアレンジが光る名盤として知られる。 それから40年が経ち、『Saravah Saravah!』として蘇った本作は、奇跡的に発見された当時のマルチトラックをもとに新たにヴォーカルを録り直し、ミックスダウンとマスタリングをやり直した作品だ。ここでは、どんな想いでこのプロジェクトに携わったのかを高橋幸宏に訊いた。 ヴォーカルを録り直した理由 ——『Saravah!』のヴォーカルを録り直したいという思いは、ずっとあったのでしょうか。 「10年以上前から、“何とかしたいな”って思っていたんです。せっかく、(山下)達郎や(吉田)美奈子がコーラスをやってくれているんだから、
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