2015-01-09 KDP感想『三十歳からのアルバイト』枕あきら (著) 書評 三十歳からのアルバイト 作者: 枕あきら 発売日: 2014/10/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本書『三十歳からのアルバイト』は、著者の実体験を元に書かれた自伝的仕事体験小説だ。表紙絵のシルエットは女性っぽいけれど、著者は男性である。オッサンである。 映像作家(映画監督)をめざして上京。二十代のほとんどを映画業界の下積みで費やしたものの、チャンスをつかむことができないまま三十歳をむかえる。 映画業界は「あこがれ産業」であり、ノーギャラでも働かせてほしいという若者であふれかえっている。かつて二十代だったころの著者も、ノーギャラで現場を手伝うことのほうが多かったという。生活費は、実家からの仕送りでまかなっていた。 関わった映画は70本以上。だが、どれひとつとして作品内に「爪あと」
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