部屋に閉じ込められた参加者どうしで協力して部屋からの脱出を試みる、といった体験を楽しむ「リアル脱出ゲーム」は、9年前に日本のイベント会社が始めたスタイルが、海外にも広がり、今や世界の少なくとも20か国以上で開催されるほどの人気となっています。アニメやマンガ、ゲームと並ぶ日本発のヒットとして定着するでしょうか? 参加者は、ビルの一室などに閉じ込められたという設定で、制限時間内に部屋に隠された道具を探し出したり、暗号やクイズを手分けして解いたりしてなんとか脱出を試みます。 新たな体感型エンターテインメントとして口コミで人気が広がり、今では全国各地の会場で毎日のように開かれるまでになっています。イベント会社「SCRAP」の伊藤紘子さんは、「危機に陥った主人公が仲間と一緒に問題を解決するという、映画の主人公のような体験が手軽にできることが、若い世代に魅力なのでは」と話しています。 「脱出ゲーム」は