ゲシュタルト療法の基本は「今、ここ」で自分に何が起きているか気づくことですが、知識としてはわかっていても、あまり身についていません。コースを受講したりワークショップに参加したりではなく、日常生活のなかで「今、ここ」にいられる方法を探していました。 というのも、私が感じているストレスのほとんどは、「今、ここ」に存在しないことだからです。過去の失敗にとらわれる、人の気持ちが離れていくのを恐れる、無価値感や不安感など、勝手にアタマのなかで作り出している悩みが多いのです。 この「勝手に」というところが厄介で、つまり、わかっていてもやめられない、コントール外の現象と言えます。 「マインドフルネス瞑想」という言葉は、前から知っていましたが、自分は瞑想向きではないと思い、なんとなく敬遠してきました。 けれど、この8月に『過敏で傷つきやすい人たち~HSPの真実と克服への道~』(岡田尊司・幻冬舎新書)の読書