「男優生命の命取りになる」 「『本番禁止』真剣に検討を」 性感染症のリスクだけじゃない 今年9月、アダルトビデオ(AV)女優がHIVに感染していることが、性感染症検査で判明しました――。AV業界が設けた第三者機関が出した文書が、関係者に波紋を広げています。撮影でのHIV感染でなく、関係者への広がりはなかったとされていますが、あるAV男優は「もっと早く教えて欲しかった」と訴えます。文書では「今後も引き続き安全管理の徹底を呼び掛ける」としていますが、そもそもリスクの高い「本番行為」をしていることに疑問の声も出ています。(朝日新聞記者・高野真吾) 「男優生命の命取りになる」 「初めて聞いてびっくりしている。梅毒など性感染症に対する情報は、自分たちの身を守るため男優間で共有しているのに…」 業界歴の長いある男優は、記者からの問い合わせでAV女優のHIV感染判明を知りました。文書が公表された10月2