コーエーとテクモ、統合進まぬワケ…報酬未払い騒動も テクモの格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE4」の画面。(クリックで拡大) ゲームソフトメーカー大手のコーエーと中堅のテクモが9月4日に経営統合を発表したが、その後、具体的な動きはまったく見えていない。そのため、ゲーム業界内外でさまざまな話がささやかれている。 「テクモはヒット作を連発した部署『チーム・ニンジャ』を社内に抱えているが、ここの開発スタッフが複数の他メーカーから引き抜かれている。最悪の場合、開発スタッフがすべていなくなる可能性もある」と、ある関係者は語る。 コーエーの松原健二社長は「両社による経営統合委員会が発足したばかりで、具体的にお話しできる内容はない」とする一方で、「引き抜きや移籍という個々の動きに対し、われわれは反対できる立場にない。われわれの仕事は、開発スタッフをはじめとするテクモの社員の皆さんが安心して仕事できる