クリスマスを前に、世界最大のテレビゲーム市場の米国で任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の人気が過熱している。全米の玩具店では、ライバルの米マイクロソフト「Xbox360」とソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション(PS)3」が山積みなのを横目に、品薄のWiiを求める行列ができている。配送車を追跡 ニューヨーク・マンハッタンの任天堂ショップ前には毎朝、開店前に数百人が並ぶ。女子大生スーザン・ホッジさん(18)は「他の家電量販店はどこも売り切れ。どうしても冬休みまでに欲しかった」と話した。 Wiiは約250ドル(約2万8000円)と比較的低価格なことに加え、コントローラーを振り回す簡単な操作が受けている。米紙によると、配送車を追い掛けて入手を交渉する人まで登場。オンライン競売サイトのイーベイでは300ドル以上の値が付いている。得したソニー 米調査会社NPDグループに