東京大学や京都大学、理化学研究所、日本マイクロソフトなど14の企業・団体は2019年3月6日、国内の人工知能(AI)の研究と活用を促進するための「AIデータ活用コンソーシアム」を設立したと発表した。 「海外に比べて日本はAI研究のためのデータ流通が遅れている。データを集積してAIの研究と活用を促進し、成果を社会に還元するためのプラットフォームを作ろうと考え、このコンソーシアムを設立することにした」。発起人の1人であり、同コンソーシアムの会長に就任した、京都大学元総長の長尾真氏はこう語る。 コンソーシアムの活動は大きく3つある。(1)企業や団体から様々なデータを集め、そのデータを共有し合うための「AIデータ活用基盤」の構築、(2)収集したデータを使ったAIの研究、(3)データの提供と利用時の知的財産の取り扱い方や契約プロセスの検討だ。 2019年4月から本格的に活動を開始し、広く参加企業・団
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