システム開発にAI(人工知能)を組み込む動きが広がっている。現状の課題は、開発には試行錯誤が伴い適切な品質を確保することが難しい点だろう。NECは2019年12月10日、これまで手掛けてきたAI案件で適用したルールをまとめた「AI品質ガイドライン」を策定した。2020年4月以降の案件に適用する。 AIシステムの構築や開発は「演繹的ではなく帰納的な手法で進める必要がある」(同社)というが、テストやレビューなどの品質を測定するための技法がなかった。AIエンジンの仕様や分析結果を出すまでの過程についても人間による解釈が困難となることもあり、従来のソフトウェア品質テストに関するガイドラインでは対応が難しかった。 AI品質ガイドライン適用がもたらすメリットとは?
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