単一障害点(たんいつしょうがいてん。英: single point of failure、SPOF)とは、その単一箇所が働かないと、システム全体が障害となるような箇所を指す。情報システム工学や通信、サプライチェーン・マネジメントなどの分野で使われる概念である。単一故障点と訳されることもある。 概要 高い可用性が必要なシステムでは、そのシステムを構成する各構成要素の1箇所の障害で全体が停止しないように、各構成要素を冗長化(2重化、3重化など)するが、その際に単一障害点が残らないように設計すべきである。 一般的なコンピュータシステムの例では以下が挙げられる。 ハードディスクをRAIDで冗長化しても、そのRAIDアダプターが1枚ではRAIDアダプター障害時には全体が障害となる RAIDコントローラが2重化されたディスク装置でも、ファームウェア障害や筐体障害の場合は全体が障害になりうる ディスク装