夜光雲(やこううん, 英: noctilucent clouds, NLC)は中間圏にできる特殊な雲で、日の出前や日没後に観測される気象現象である。地球上で最も高い高度に発生する雲と言われる。夏になっている北・南どちらかの半球の高緯度地域で多く発生する。極中間圏雲 (polar mesospheric clouds, PMC) とも呼ぶ。 観測[編集] 通常の雲が地上〜10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75〜85 kmの中間圏界面付近にできる[1]。高度の高い位置に発生するため、太陽が地平線以下にあるとき下から日が当たり、青白く輝いて見える。高度15〜25kmにできる真珠母雲(極成層圏雲)とは、できる高さも色も異なるが、地上からは区別が難しい場合もある。 発生する時間帯は特に決まっていないが、日の出前や日没後に観測されやすいのは、以下のような理由と考えられている。昼間は、対流圏や
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