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ブックマーク / junji-shirota.ciao.jp (3)

  • ブルーグラス・ミュージック | JUNJI SHIROTA

    今まで、ほとんどをアイリッシュ・ミュージックについて書いてきたが、自分のひとつの歴史であるブルーグラスについてすこし書いてみよう。 バンジョーという楽器を始めたのはフォークソングからだった。1964年か65年くらいだったと思う。 ピアレスという日製のバンジョーは確か15000円くらいで、当時としては目の玉が飛び出るくらいの値段だった。他にナルダンという会社のものもあって、12000円くらいだった記憶がある。 ピアレスのほうが、音にメリハリがあるような気がして、そちらを選んだのだと思う。なんといってもバンジョーなる楽器にそうそうお目にかかれる時代ではなかっただけに、よくは分からなかったのだが。 とにかくブラザース・フォアをお手にしてポロポロと弾いていたが、幾つかの彼らのレコーディングで衝撃的な音を聴いた。 ダーリン・コリーという曲でイントロからずっと流れているバンジョーは明らかに違ってい

  • アイリッシュミュージックに於けるギタープレイの真髄 | JUNJI SHIROTA

    アーティ・マグリン、ダヒ・スプロール、ミホー・オドンネル、ザン・マクロード、マーク・サイモス、ジョン・ヒックス、ジョン・ドイル、シンガーとしても高名なクリスティー・ムーア、ポール・ブレイディー、アンディ・アーヴァイン、ジョン・レンバーン、そして、ドーナル・クランシー…。 名前を挙げればきりなく、影響を受けたギタリストが想い出される。他にも無名ではあるが多くの素晴らしいギタリスト達と共演もした。 そして、その誰しもが素晴らしいトラッドアイリッシュの継承者たちであった。 ニューヨークの大学で、ミック・モロニーとワークショップを行った時、多くの学生が僕のギタープレイに興味を示した。彼らは“今までに聴いたギタープレイとは全く違うが、これほどまでにそれぞれの楽曲にフィットするものは、どのようなアイディアを持って考えられているのか”と質問してくる。 答えは簡単である。 100パーセント、トラッドを解釈

  • アイリッシュ・ギター | JUNJI SHIROTA

    かねてから僕は、アイリッシュ・ギターなどという分野は存在しないのではないか、ということを言ってきた。 何故そう思うのかが、自分でもようやく分かりかけてきた。これは決して通常で言う”正しい意見”などというものではない。あくまで僕個人の見解なのだが。 音楽は結局のところ、好きか嫌いかでしかない。自分の見解がどこでもまかり通るはずはないのだから。 さて、いろいろ見てみると、アイリッシュ・ギターあるいはケルティック・ギターと言われているもののほとんどが、ロンドンデリー・エアーないし、サリー・ガーデン、ウォーター・イズ・ワイド、シーベッグ・シーモアといったスローエアーやバラッドを素材にしている。 そしてそれらを演奏する人たちはリールやジグ、ホーンパイプ、スライド、ポルカなど、いわゆるダンスのための伴奏などをしたことがないひとがほとんどだ。 だが、何故か彼らは”アイリッシュ・ギタリスト””ケルティック

    kihirob
    kihirob 2014/11/09
    城田じゅんじ
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