ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (8)

  • 新刊『自分の意見で生きていこう』出版秘話 - Chikirinの日記

    来週、「これからの世の中を生き抜くために必要な根幹の力」を解説したシリーズの 4巻目が発売されます。 → アマゾン 紙の書籍 → Kindle版 → 楽天ブックス 累計 38万部にもなるこのシリーズは、2011年の『自分のアタマで考えよう』から、2015年の『マーケット感覚を身につけよう』、そして『自分の時間を取り戻そう』と、これまで 3冊でていました。 その最終巻が作! 私がこのシリーズで取り上げてきたのは、 ・人生の長期化(このままでは定年は 70歳か 75歳!) ・雇用の不安定化や産業構造の変革 ・あらゆる分野における市場化の進展 といった変化の時代を、どう乗り越えていけばいいのか、そのためにはどんなスキルが必要なのか、ということについてでした。 これからの時代に必要なスキルはなにかという話になると、よく挙げられるのは英語力や、財務、もしくはITの知識などです。 もちろん私も、それ

    新刊『自分の意見で生きていこう』出版秘話 - Chikirinの日記
  • ビジネス用語にカタカナが多い理由 - Chikirinの日記

    八王子で病院を経営し、医療制度に関するさまざまな提言でも知られる北原茂実先生とお会いした時、(→ 北原茂実先生と対談したよ!) 日語には “頭” と “脳” という言葉があるが、世界には “頭” という言葉しか存在しない言語もある、とお聞きしました。 日語の “頭” と “脳” は全く違いますよね。表す意味も、機能も、思い浮かべるイメージも違います。 英語でも“Head”と“Brain”という言葉があり、ふたつは明確に区別されています。 これは日も英国も、自国文化の中で “脳” という概念を理解したということを意味しています。 だってもし日が “脳” という概念を、欧米から教えられて初めて理解していたら、それは “脳” ではなく、 “ブレイン” という外来語として表記されたはずだから。 (ちなみに、脳の訓読みは“なずき”です) ボタン、コップ、パン、キャラメル、テンプラ、タバコなど

    ビジネス用語にカタカナが多い理由 - Chikirinの日記
  • 非生産的な議論例3つ - Chikirinの日記

    同じテーマについて話しているようで、実は全く違う領域について意見を交わしている=「かみあわない議論」ってよくありますよね。 たとえば、 Aさん 「何回も契約更新を繰り返し、同じ職場で 5年も働いているのに正社員になれず、有給休暇もボーナスもない。そんな立場に置かれている人がいるのはおかしい。非正規雇用契約なんて禁止すべきだ!」 Bさん 「でも、全員が全員、正社員になりたいわけでもないんです。契約社員として自由な時間だけ働きたい人もたくさんいるんですよ。働き方の多様性だって確保する必要があります」 テレビ討論などでもよく聞く問答ですが、Bさんの発言はAさんへの反論として成立していません。 Bさんは“でも”で話し始めているので、Aさんの意見への反論を言う必要があります。 が、Bさんが“でも”に続けて話していることは「Aさんが話しているのとは、違う部分の話題」です。 Aさんの発言をステップごとに

    非生産的な議論例3つ - Chikirinの日記
  • 客を選べない仕事の不人気化 - Chikirinの日記

    去年あたりから小売業界においては、「モンスター顧客」への対策が公に検討されはじめました。 ちょっとしたミスで土下座しろと騒ぐ、商品切れのような、ミスでさえないようなことにたいして怒りまくり、店長を出せ、コイツ(店員)を首にしろと騒ぎまくる。 世の中にはワケのわからない人が当に多い。 ところが最近は、「客より従業員が大事な時代」になってきた。 これまで「お客様は神様」だったので、多少の無茶でも受け入れてきたけど、 もはや「こんな仕事やってられない」と、苦労して雇ったアルバイト&パートに辞められると、代わりを見つけるのが至難の業。 超のつく人手不足の時代、「店員に辞められるくらいなら、ヒドすぎる客は切ってもいい」と考える経営者が増えているんでしょう。 そもそも多くの場合、クレームの多い客は売上げ・利益の観点からだって上客ではありません。 通販の客によくいるんだけど、千円ちょっとのワンピース

    客を選べない仕事の不人気化 - Chikirinの日記
  • メディアと市場とイノベーションとロジック - Chikirinの日記

    新刊 『 マーケット感覚を身につけよう 』 の出版記念対談として、お二人のすばらしいビジネスクリエーターと対談しました。 とてもおもしろい内容となったので、対談記事へのリンクをまとめておきます。 第一弾は、LINE株式会社 上級執行役員 田端信太郎さんとの対談でした。 (写真は疋田千里さん撮影) テーマは「メディアと市場」です。インターネットメディアと雑誌という新旧ふたつのメディア分野で活躍された田端さんは、小さな頃からマーケット(市場)が大好き。 「メディアと市場」というと多くの人が、「市場にメッセージを届けるためにメディアを利用する」というマーケティングや広告手段としてのメディアばかりを想像しますが、 田端さんが魅せられたのは「新たな市場を創りだせるメディアの力」だと思います。 ビジネス分野でよく言われる「差別化」というのは、「市場の中でいかに選ばれるか」という方法論です。 でもそれよ

    メディアと市場とイノベーションとロジック - Chikirinの日記
  • とある友人とのコト - Chikirinの日記

    今日は、15年もの付き合いになる友人について(人の許可を得て)書いておきたいと思います。 彼女は「相手の気持ちを読む」ことがとても苦手で、ものすごくはっきり言わないとこちらの意図を理解してくれません。 彼女といると、よくこういう感じになります。 友人「ちきりん、今度◯◯っていう映画に行こうよ!」 ちきりん「いいよ」 で、映画を観た後にお茶をしながら、 ちきりん「ねえ、今○○の展覧会やってるから今度いかない?」 友人「うーん、あんまり興味ないからいいわ」 同じコトは何度も繰り返されます。 お互いが関心を持つことに誘い、相手がそれに付き合う。 それにより双方の世界や視野が広まり、かつ、時間と空間を共にし続けることで経験や感動を共有でき、お互いへの理解が深まる。 結果として「昔つきあってた人が好きだった歌手やスポーツの大ファンに(自分も)なっていく」ことってあるでしょ? 友人であれ恋人であれ、

    とある友人とのコト - Chikirinの日記
  • モノが捨てられないのは心の問題 - Chikirinの日記

    最近、引越の準備をしてるんだけど、(荷物の量を見積もりに来た後に)引越業者がくれたダンボールがなんと 80個! もちろん多めにもってきてくれたのだとは思うけど、ほんとにここまで多くのモノが必要なのか。ダンボールの数を見ただけで落ち込んでしまいました。 みなさんご存じのように、この分野のカリスマといえば断捨離のやましたひでこさんと、片づけの魔法、近藤麻理恵さんのふたりです。 実はこのふたりの主張には、ある大きな共通点があります。 わかります? 新・片づけ術「断捨離」posted with amazlet at 18.07.05やました ひでこ マガジンハウス 売り上げランキング: 46,841 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版 → 楽天ブックス 人生がときめく片づけの魔法posted with amazlet at 18.07.05近藤麻理恵 サンマーク出版 売り上げラン

    モノが捨てられないのは心の問題 - Chikirinの日記
  • 「学歴より SNS が大事」の本当の意味 - Chikirinの日記

    「自分はどんな人間か」を他者に伝える時、みなさんは何の情報を伝えますか? 名前? そんなもん伝えても、なんの参考にもなりませんよね。 だから名前なんて何でもいいんです。 “花子”でも“太郎”でも“ちきりん”でも。 年齢? 名前よりは意味がありそう? でも現実にはとんでもなく頭の固い 20代もいれば、60代でもすんごいパワフルで自由な人もいます。 だから年齢なんて聞いても、その人がどんな人かなんてわからない。 てか、あたしの年齢がわかったからって「ちきりんはどんな人か?」わかったりしないでしょ。 性別も同じ。 身長や体重は? モデルを募集してるなら大事かも。一部のスポーツの選手を探してる場合とかね。 でも多くの場合、体のサイズを聞いたからって「どんな人か」の参考にはならない。 だから多くの人は自己紹介として、職業名、会社名、大学名を語ります。 でもね。それは「あなたはどんな人か?」をどれくら

    「学歴より SNS が大事」の本当の意味 - Chikirinの日記
  • 1