ある税理士の方が、マイナンバーに関連して次のようなことをツイートしていた。 (遺産相続などに際して)過去の資産移動を遡って調べようにも、ほとんどの一般人には難しい。諸々の履歴データをまるっと紐づけておけば便利じゃないか。 まともに生きていればデータ連携されても別に困らないはずなんだから。 (筆者による大意要約) 前段には同意する。やり方によっては確定申告も年末調整も不要に(または極めて楽に)なりうるなど、データの紐づけを行えば便利になるのは間違いない。 しかし後段には大きな問題が2つある。 『データ連携に反対する奴は後ろめたいことがあるんだ』という蔑視を含むこと。 まともに(?)生きててもデータ連携されたら困ることなんて幾らでもありうること。 本稿の主題は2つ目。 今の日本の個人情報保護法には大きな問題があり(これはいずれ別稿で書きたい)、そのせいもあってか、個人情報保護の界隈には無理解や