ついさっき灯りがきえるように失業した。 3年がすぎて契約が切れたのだ。 あしたからの生活に希望をたたえたひとがたくさんいる一方で、 非正規にとって3月31日はとてもつらいというはなしをきょうほど共感をもってきいたことはなかった。 ユニオン・エクスタシーの裁判も全面棄却、 精華では同僚が鍵を返しにいったらパワハラにあい、 副学長は「雇い止めがないときりがない」と発言して、 都合が悪くなるとはなしもきかずに逃げ出し、 学長はそれなりにはなしにつきあってくれた、そんなはげしい一日。 3年雇い止め反対をいいつづけて、 しかし結局くびになったいま思うのは、 いってきたことはまちがっていなかったということだ。 使い捨てられるなんて経験は、できればだれもしないほうがいい。 同僚にしても、いままでおしえてきた学生にしても。 経験も、人格もなにもかもなかったことにされるのだ。 きみの席はもうありませんって具