2007年7月2日、島根県大田市の石見銀山遺跡が世界遺産に登録されました。 地元の人が守り続けてきた歴史的遺産と情緒溢れる街並み、豊かな自然―。 今、世界中から注目される石見銀山の魅力を徹底ガイドします! 石見銀山遺跡は、島根県のほぼ真ん中に位置する大田市大森町を中心とし、旧温泉津町、旧仁摩町を含めた現大田市の広い範囲に広がる遺跡です。 遺跡の範囲は大きく3つに分けられ、「銀鉱山跡と鉱山町」「街道(石見銀山街道)」「港と港町」からなります。 大航海時代の16世紀、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、 さらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったと言われます。 その影響力の大きさを示すのが、当時ヨーロッパで作成された世界地図 (左図)です。日本の中でも「石見銀山」は非常に大きく扱われており、 その存在の大きさを表しています。 石見銀山の特徴