北朝鮮の国営メディアは、能登半島沖の日本海で水産庁の漁業取締船と北朝鮮の漁船が衝突した際の動画を、水産庁が今月、公開したことについて、「意図的に編集した資料だ。船を沈没させるために故意に衝突を引き起こした」と主張したうえで、改めて日本側に賠償と再発防止を求めました。 動画には、併走していた漁船が方向を変えて取締船の船首に衝突した様子が収められていて、水産庁は取締船の活動は正当だったという認識を示しています。 北朝鮮は28日、国営の朝鮮中央通信を通じて論評を発表し、動画の公開について初めて公式に反応しました。この中で、違法な操業を否定したうえで、「意図的に編集した資料だ。船を沈没させた責任からどうにかして逃れようという策にすぎない。強盗のような行為を強行し、ぬすっとたけだけしくふるまっている」と反発しました。 そのうえで、日本側に対し「船を沈没させるために故意に衝突を引き起こした。こうした事