原作漫画の大ファンで、リアルタイムで映画も視聴していましたが、なぜかまったく触れてこなかったのが『AKIRA』のゲームでした。そこで今回、ファミコン版の『AKIRA』とPlayStation 2版の『アキラ サイコボール』を入手。はたしてこれらのゲームは、どれほど作品を追体験できるのか確かめてみることにしました。 その前に、前提として『AKIRA』について簡単にご紹介しておきます。元となった漫画は、大友克洋氏が1982年から週刊ヤングマガジンで連載していた作品です。緻密な絵柄とSFチックな世界観、先の読めない展開などで多くのファンを獲得。その人気は時代を超えて現代まで続いており、なんと2020年9月には第1巻が100刷に到達するという、前代未聞の記録を打ち立てています。 ▲『AKIRA』第1巻より。アキラだと思われてそうな、主人公の金田。世界的に注目を集めるようになったのは、1988年7月