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ブックマーク / www5.hokkaido-np.co.jp (1)

  • あなた見られてます 監視と安全のはざまで

    龍谷大法学部は古都・京都の伏見稲荷近くにある。半袖の学生が目立つキャンパスで、犯罪学の浜井浩一教授に会った。 「安全神話が崩壊した? 統計学に通じた犯罪社会学者は、それこそが神話だと言っています。凶悪犯罪は減少傾向にあり、二十年前と比べ治安は悪化していません」 浜井教授は法務省の元官僚。一九九六年から四年間、犯罪白書を執筆した経験を踏まえ、「治安は悪化していない」と言い切る。警察の統計は犯罪の増減を図る指標としては不適切で、そのからくりに気付かないマスコミが「治安悪化」をつくり出している、と。 激変した数字 今から五年前。 警察庁は「犯罪等による被害の未然防止活動の徹底について」「告訴・告発の適正化と体制強化について」などの通達を出し、各警察部に相談や通報への積極対応を求めた。前年の九九年には「桶川ストーカー事件」などがあり、犯罪被害をめぐる警察の対応に批判が噴出。それに応える

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