『世界に一つだけの花』という愚劣なタイトルの歌が大嫌いだ。徒にコドモを惑わして金を巻き上げようとする根性には反吐が出る。 この世に生まれ出たという事実それだけで唯一無二の存在であることは疑いようもない。過去に遡っても未来を見渡しても、人類の歴史上、自分という人間はたった一人しかいない。どこかに同じ奴がいたなんてことはあり得ない。偉業を成し遂げようが何もせずに人生を無為に過ごそうが事故や病気によって生まれた途端に死のうが、そんなこととは何の関係もなく、「世界に一つだけ」である事に間違いはない。 それでいい筈なのに、それだけでは気が済まなくなってしまっているのは、「花」などと言う言葉で持ち上げる奴がいるからだ。世間の風潮にうまく乗っかった歌詞を人気アイドル・グループに歌わせて金儲けしているだけだってことに気付けよ。煽てられていい気分になってるようではどうしようもない。 それでも尚この歌が好きだ