パイオニアは14日、直径約30センチの円盤に映像や音声を記録できるレーザーディスク(LD)プレーヤーの生産を3月までに終了すると発表した。 1981年に発売され90年代にかけて普及したが、DVDやブルーレイディスクなど新しい記録媒体に押され、生産に必要な部品の調達が難しくなった。在庫がなくなり次第、販売も終える。修理などのアフターサービスは当面続ける。 記録内容をレーザーで読み取るため、繰り返し再生しても音質や画質が落ちない特徴があり、家庭用やカラオケ機器として人気を集めた。ソニーなど約20社が参入し、国内の市場規模はピークの90年に約81万台まで拡大したが、DVDプレーヤーや通信機能を備えたカラオケ機器の登場で販売が急減した。