職場でのうつ病などメンタルヘルスの問題が深刻化し、仕事上のストレスが原因で起きた精神障害の労災請求件数も大幅に増えています。しかし審査は長期間にわたることが多く認定数は伸び悩み、審査の迅速化や効率化が課題となっています。こうした状況を改善するため、厚生労働省は昨年末、精神障害に関する労災認定の新基準を策定しました。【山崎友記子】 ◇請求、12年で28倍 仕事上のストレスが原因でうつ病になった、などの精神障害に関する労災請求件数は98年度には42件でした。それが09年度には1136件、10年度は1181件と2年連続で過去最多となりました。 背景には、不況下でも減らない長時間労働、職場でのいじめや嫌がらせ、パワハラといった問題があります。都道府県労働局に寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は、02年度の約6600件から10年度には約3万9400件へと急増しています。 厚労省の研究事業で労
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