改正政治資金規正法が6月19日に成立してから1カ月弱。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政治家の自浄作用が問われたが、法改正は抜本改革には程遠く、抜け穴が目立つ。国会閉会後、先送りされた検討項目を議論する動きが鈍い中、積み残しにされた課題を掘り下げる。 政治資金パーティー券の購入者の公開基準は「10万円超」にすべきか「5万円超」か。自民党派閥の裏金事件を受け、自民、公明両党の与党協議で一番の争点になったのは、政治とカネの問題の本質とはかけ離れた議論だった。最終的に「5万円超」で合意したが、カネ集めに執着する政治家の姿が浮かび上がった。
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