七夕決戦を迎える東京都知事選挙。そこに電撃出馬を表明したのが立憲民主党の蓮舫だ。反自民、非小池を掲げる一方、小池知事はクールな姿勢を崩さない。東京という独特な選挙区において、彼女たちの狙いやいかに。都知事選の舞台裏に迫る。※本記事は6月14日発売の実話BUNKAタブー2024年8月号に掲載されたものです。 都知事選は「宇宙人を相手にしているようなもの」 「完全防備のマンションだから中に誰が住んでいるかも分からない。宇宙人を相手にしているようなもの」 このセリフは、かつて自民党国会議員の大御所OBの亀井静香氏が東京都での選挙戦の難しさを語ったものだ。 7月7日投開票の東京都知事選挙まで、あとわずか1カ月にも関わらず、候補者は後出しジャンケンを競うようになかなか出揃わない。実はそこには東京都ならではの選挙土壌、特性がある。 本来、首長選挙であれば早い段階で出馬表明し、具体的なビジョンを示して有
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