アナログ破壊粒子 - 学ぶ、学べ、学べば、学ぶル。
学ぶ、学べ、学べば、学ぶル。 外苑前Z.imagine、その他ライブハウスなどで配布中のZIPANGU NEWS。湯浅学コラム掲載中！ 昨年(2013年)の春だったか、やっとやりたいようにできる形になった、とPhewがいった。その前に会ったときにはリズムボックスをいくつも買い集めたといっていた。ひとりで好きなようにできる。そのために無線免許も取得した。モールス信号機も買った。無線マニアのおっさんおじいさんの集いにも行った。テープエコーを何台も試した。 Phewのライヴを昨年から何度も見に行っている。毎回毎回異なる空気、音の波、うねり、息づかい、曲展開を体験してきた。リズムボックスが叩き出すビートは太く強い。サンプリングされたドラムスもどきの音はひとつもない。リズムボックスは擬似太鼓ではない。電子打楽器だ。Phewは複数のリズムマシーンを重ね合わせてポリリズムを作り出す。ハンマービートがワル
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ずっと雨が降っているような気がする街／町が頭の中にあって、そこには昼間がない。いつも夜で、少し明るい夜とまっくらな夜の差があるだけなのだが、住んでいる人のほとんどが屋内にいるばかりなのでそんな夜の変化をあまり気にとめない。 きっとそういう街／町は世界のあちらこちらにあるんだろうな、と15歳のころから思ってきたのだけれども、もしも俺の実家の家業がバーやスナックや居酒屋だったりすればもっと前からそんなふうに思ったのかもしれないと想像したことがあった。 新宿ゴールデン街に足を踏み入れたのは38年ぐらい前が最初だと思うが、そのときにここはずっと夜の街のひとつだ、と単純に思った。狭さがそう思わせたのかもしれないし、乾きがない、いつも湿った臭いがある。居心地がいいとも悪いともいえないけれど、ここではボッサノーヴァは聴いてもむなしい。フュージョンもぜんぜん聴く気にならない。 そういう街にいる歌手のひとり
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