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ブックマーク / co-coco.jp (8)

  • 「みんな」を好きにはなれません|スウィングからの贈る言葉 | こここ

    数年前、主催する研修会で「僕は障害者が大好きです」と嬉しそうに発言した人に対して怒りを隠せなかった。当然のことながら、彼の「大好き」は障害者という<総体>などではなく、ある<個人>に向けられた思いなのだから、これほど雑で失礼な括り方はない。 この国の大好物は<みんな>。みんなで同じ格好をしましょう、黙っときましょう、玉砕しましょう。が、人にはそれぞれ揺るがしがたい好き嫌いというものがある。それは自分が自分であり続けるために意地でも手放してはいけない感情のひとつだと思う。(木ノ戸昌幸) この連載について 「生き方は、ひとつじゃないぜ。」 京都府・上賀茂に所在する生活介護事業所〈スウィング〉のウェブサイトに、書かれている言葉です。 スウィングの活動はさまざま。絵・詩・?の芸術創作活動「オレたちひょうげん族」、戦隊ヒーローのブルーに紛したメンバーがまち中でごみを拾う「ゴミコロリ」、「世の中、意味

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    kiku72 2024/05/22
  • 昔々あるところに幻聴さんが〜幻聴妄想かるたが記録するもの〜 | こここ

    ふしぎな声が聞こえたり、譲れない確信があったり、気持ちがふさぎ込んだり。様々な心の不調や日々の生活に苦労している人たちの集いの場。制度の上では就労継続支援B型事業所「ハーモニー」。「ハーモニーの日々新聞」と題し、そこに関わる人の日常・出来事をよもやま記していただく連載です。(こここ編集部 垣花つや子) 縁があって人が集まり、そこで月日を過ごし楽しかったり苦しかったり。出会ったり別れたり。 人が入れ替わっても、その場所にはその場所なりの色や温度や音色が浸み込んでいく気がします。ちょっと大げさかもしれないけれど、ひとりひとりの喜怒哀楽が堆積して、その場の雰囲気を醸し出していくとでも言うのでしょうか。それが福祉施設であれば、行事の時の定番の歌ひとつをとっても、今いる人たちの若き日々や、今はもう会えない人との思い出が浸み込んで、その場の色や音色をまとっている。そういう時間の厚みが場所の持ち味になっ

    昔々あるところに幻聴さんが〜幻聴妄想かるたが記録するもの〜 | こここ
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    kiku72 2024/04/11
    “就労継続支援B型事業所「ハーモニー」。「ハーモニーの日々新聞」”
  • 認知症を“体験”する「VR認知症」。イシヅカユウさんと体験して気づいたこと | こここ

    ゴーグルをはずしたあと、しばらく呆然としてしまった。 目の前には、「VR認知症」の取材のために訪れた、都内某所にあるスタジオの風景が広がっていた。 「認知症の症状を一人称(人視点)で体験し、理解を深める体験学習型プログラム」。そう事前に聞いていて、不安半分、たのしみ半分で来たのだけれど……正直、「一人称体験」のことを、甘くみていた。 不安になり、怒りがわき、ほっとする。VRコンテンツを通じ「一人称の体験」をしたことで、おおげさにいえば、世界の見え方がすこし変わった気がした。「一人称の体験」は、他者と共に生きる世界への入り口だったのだ。 VRで認知症を体験し、対話する テーブルの上に、黒いゴーグルとヘッドホンが置かれていた。 そのテーブルを囲んで、3人が座っている。僕と、イシヅカユウさんと、株式会社シルバーウッドの黒田麻衣子さんだ。 イシヅカユウさんは、ファッションショー、スチール、ムービ

    認知症を“体験”する「VR認知症」。イシヅカユウさんと体験して気づいたこと | こここ
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    kiku72 2024/02/28
  • 「昔好きだった作品」の表現に戸惑ってしまったら? フィクションが与える2つの影響──文学研究者・小川公代さん | こここ

    「昔好きだった作品」の表現に戸惑ってしまったら? フィクションが与える2つの影響──文学研究者・小川公代さん こここスタディ vol.19 子どものころ夢中になっていた漫画やアニメ、小説。大人になった今見てみると、当時を懐かしく思う一方で、「男らしさ」や「女らしさ」の表現が目についたり、「セクハラ」や「パワハラ」とも取れるシーンが気になったりしてしまって、昔のように無邪気に楽しめなくなることが増えた。 描かれている振る舞いと、現代の価値観とのギャップに少しでも気づいてしまうと、「私、その作品好きだったんだよね」という言葉さえ、もはや言い出しにくい気持ちになる。時代や自分の価値観が変わった……と言ってしまえばそうだけれど、その作品が好きだった過去の自分さえも否定するようで、どこかさみしい。 私たちは、自分の、あるいは社会の変化を受け止めながらも、かつてのめり込んだ“古い”作品を楽しむことはで

    「昔好きだった作品」の表現に戸惑ってしまったら? フィクションが与える2つの影響──文学研究者・小川公代さん | こここ
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    kiku72 2024/02/05
  • 遊びがユニバーサルな社会をつくる!?アフタートーク編|野外フェスで会いましょう! 〜移動支援で行く好きな場所〜 Vol.3 | こここ

    〈NPO法人Ubdobe〉が運営する福祉事業所〈WASSUP(ワサップ)〉は、「移動支援」の取り組みとして”野外フェス参加”のサポートを実施。連載「野外フェスで会いましょう!」では、第1回、第2回と体験レポートをお届けしてきました。 第3回となる今回は、この夏の野外フェス参加を振り返ってのアフタートークです。対談するのは、WASSUP サービス提供責任者のREINAさん、スタッフのNANAKAさん、クライアントのYOさん、そしてWASSUPの運営元であるNPO法人Ubdobe代表理事 OKAさんの4名。 「事前準備は何をした?」「当日の反省点は?」など、これからフェスにチャレンジしたい方の参考になりそうなお話から「障害のある人の社会参加と遊びの重要性」といったテーマまで語り合います! 「企画」や「やってみない?」を大事にする提案型の福祉サービス OKA:座談会に入る前に、あらためて活動紹介

    遊びがユニバーサルな社会をつくる!?アフタートーク編|野外フェスで会いましょう! 〜移動支援で行く好きな場所〜 Vol.3 | こここ
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    kiku72 2023/10/18
  • 権利を主張することは「わがまま」ではない。国際人権法の専門家・藤田早苗さんに聞く「人権」について | こここ

    権利を主張することは「わがまま」ではない。国際人権法の専門家・藤田早苗さんに聞く「人権」について 健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? vol.03 人権という言葉は、私たちにとってとても身近なものだ。この頃では、良くも悪くも「人権」がある種のミームとしてインターネット上や日常会話の中で使われることが増えてきたこともあり、言葉自体に耳なじみがない人はほとんどいないのではないかと思う。 けれど「人権ってなに?」と聞かれると、どう説明してよいものか悩んでしまう。生きるために必要な権利ということは知っている。でもそれが具体的にどのようなものなのか、その権利があることで自分たちの暮らしがどのように守られているのか、来守られるべきなのに、そうなっていないものはなんなのかは、知らない人がまだまだ多いのではないだろうか。 人権とはどのようなものなのか。そして、人権が法的に定められていることが私

    権利を主張することは「わがまま」ではない。国際人権法の専門家・藤田早苗さんに聞く「人権」について | こここ
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    kiku72 2023/08/08
  • “障害”ってそもそも何だろう? 困難の原因を「社会モデル」から考える──バリアフリー研究者・星加良司さん | こここ

    “障害”ってそもそも何だろう? 困難の原因を「社会モデル」から考える──バリアフリー研究者・星加良司さん こここスタディ vol.13 「“障害”って、一見バラバラな事象をひとまとめにしている、実はとても不思議な言葉なんですよ」 インタビューの冒頭、思わぬ言葉を投げかけられてハッとした。 私自身、ダウン症の親戚、人工透析が必要で車椅子生活を送っていた叔父、精神障害のある友人がいる。個別でみると、起こる症状も困難も全く異なるのに、社会から見れば3人とも“障害者”と位置付けられている。その事実に向き合わされた。 話をお聞きした星加良司さん(東大・バリアフリー教育開発研究センター 教授)によると、これまで一般的に使われてきた“障害”の考え方は、近代化に伴って生まれたものだという。福祉国家を目指すなかで、障害を「人の心身機能に制約があるから生まれるもの」と捉える立場(『個人モデル』または『医学モデ

    “障害”ってそもそも何だろう? 困難の原因を「社会モデル」から考える──バリアフリー研究者・星加良司さん | こここ
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    kiku72 2023/04/30
  • 健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? つくろい東京ファンド代表理事 ・ビッグイシュー基金共同代表 稲葉剛さんに聞く「住まいの貧困」問題 | こここ

    健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? 稲葉剛さんに聞く「住まいの貧困」問題 健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? vol.02 健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? 日国憲法第25条で保障されているはずの私たちの権利「健康で文化的な最低限度の生活」。それをキーワードに、さまざまな場所や人をたずねる連載シリーズ。 今回お話を伺ったのは、一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事・認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表を務める稲葉剛さん。 長年、路上生活者や生活困窮者の支援に携わり、住まいの貧困や居住福祉に関する取り組みを続けている稲葉さんは取材の冒頭でこう伝えてくれた。 「この2年間はコロナ禍での活動を余儀なくされるなかで、生活困窮の相談者も非常に急増し、対応に追われています。困窮した方々への支援で頭がいっぱいになっていて。現場の活動報告はできるのですが、困窮した状

    健康で文化的な最低限度の生活ってなんだろう? つくろい東京ファンド代表理事 ・ビッグイシュー基金共同代表 稲葉剛さんに聞く「住まいの貧困」問題 | こここ
    kiku72
    kiku72 2022/08/17
    “2022.08.17 執筆:遠藤ジョバンニ 編集:垣花つや子(こここ編集部)”
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