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ブックマーク / kenta45rpm.com (248)

  • Japanese Singles Collection -Greatest Hits- / The Bangles (Sony Japan)

    Disc Review Japanese Singles Collection -Greatest Hits- / The Bangles (Sony Japan) ジャパニーズ・シングル・コレクション〜グレイテスト・ヒッツ〜/バングルス かねてからあちこちで書き散らかしてきたことではありますが。ぼくはガール・グループやガールズ・バンドが大好きなのでした。女の子たちが複数集まって歌ったり踊ったり演奏したりする無敵のフォーマット。なんだか刹那な感じもちらほら漂って、いい。たまらない。 1960年代にフィル・スペクター、ジェフ・バリー&エリー・グリニッチら有能なプロデューサー/ソングライターの下、ロックンロール誕生以降のポップ音楽のノウハウを凝縮したヒットを連発したロネッツ、シフォンズ、クリスタルズ、シャングリラスとか。1970年代後半のパンク/ニュー・ウェイヴの激流を受けて登場したラナウェイ

    Japanese Singles Collection -Greatest Hits- / The Bangles (Sony Japan)
    kiku72
    kiku72 2024/07/30
    “ジャパニーズ・シングル・コレクション〜グレイテスト・ヒッツ〜/バングルス”
  • Dr. Dog / Dr. Dog (We Buy Gold Records)

    ドクター・ドッグ/ドクター・ドッグ フィラデルフィアのインディ・ロック・バンド、ドクター・ドッグが“今回が最後”と宣言してツアーを行なったのが2021年で。けっして解散ではないとか言ってはいたけれど、ああ、レコード・デビューから20年を目前に、これで活動停止なんだな、と。ファンのほとんどはそう覚悟していたと思う。 ところが、うれしい誤算。新作、出ました! 途中、ライヴ・アルバムがあれこれ出たり、フロントを担うツー・トップ、ベースのトビー・リーマンとギターのスコット・マクミッケンがそれぞれソロ・アルバムをリリースしたり、いろいろあるにはあったけれど、バンド名義のスタジオ作としては2018年の『クリティカル・イクエイション』以来。6年ぶり。今回はマクミッケンが全体を仕切っているようだ。 2022年、ブログでも紹介したビッグ・シーフのアルバム『ドラゴン・ニュー・ウォーム・マウンテン・アイ・ビリ

    Dr. Dog / Dr. Dog (We Buy Gold Records)
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    kiku72 2024/07/23
    “フィラデルフィアのインディ・ロック・バンド、ドクター・ドッグ”
  • The World Is a Ghetto: 50th Anniversary Collector’s Edition (The Complete Sessions) / War (Rhino/Avenue)

    Disc Review The World Is a Ghetto: 50th Anniversary Collector’s Edition (The Complete Sessions) / War (Rhino/Avenue) 世界はゲットーだ:50周年記念コレクターズ・エディション/ウォー 去年秋、ブラック・フライデーのレコード・ストア・デイに合わせて米ライノ・レコードがアナログLPで再発したウォーの出世作『世界はゲットーだ(The World Is a Ghetto)』の拡張エディション。 オリジナル・リリースは1972年11月だけれど、「シスコ・キッド」「世界はゲットーだ」という2枚のシングル・ヒットの後押しを受けてアルバムが売れまくったのは1973年だったこともあり、1年遅れの去年、発売50周年を祝して最新リマスタリングをほどこした重量盤5枚組LPボックス・セットが限定リリー

    The World Is a Ghetto: 50th Anniversary Collector’s Edition (The Complete Sessions) / War (Rhino/Avenue)
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    kiku72 2024/07/22
  • Dreams Do Come True: When George Benson Meets Robert Farnon / George Benson (Rhino/Warner)

    Disc Review Dreams Do Come True: When George Benson Meets Robert Farnon / George Benson (Rhino/Warner) ドリームズ・ドゥ・カム・トゥルー:フィーチャリング・ザ・ロバート・ファーノン・オーケストラ/ジョージ・ベンソン なーんと、ジョージ・ベンソンの発掘音源! といっても、ギタリストとしての1枚ではなく、どちらかというとヴォーカリストとしての1枚が出ました。 1989年に、クインシー・ジョーンズやアンドレ・プレヴィンなども敬愛する偉大な作曲家/編曲家/指揮者/トランペット奏者、ロバート・ファーノン率いるフル・オーケストラを従えてレコーディングしたヴォーカル・アルバムだ。 時期的に言うと、トミー・リピューマのプロデュースの下、ジャズ・スタンダードを歌ったり弾いたりしまくったアルバム『テンダリー』

    Dreams Do Come True: When George Benson Meets Robert Farnon / George Benson (Rhino/Warner)
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    kiku72 2024/07/19
  • My Light, My Destroyer / Cassandra Jenkins (Dead Oceans)

    Disc Review My Light, My Destroyer / Cassandra Jenkins (Dead Oceans) マイ・ライト、マイ・デストロイヤー/カサンドラ・ジェンキンス たぶん多くの方同様、ぼくは2021年に話題になった前作『アン・オーヴァーヴュー・オン・フェノメナル・ネイチャー』でこの人のことを初めて知ったのだけれど。 ブルックリンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、カサンドラ・ジェンキンス。でも、驚いたことに『アン・オーヴァーヴュー…』をリリースしたとき、まだフル・アルバムとしては2作目だったにもかかわらず、音楽仲間の突然の他界など、いくつものショッキングな出来事が重なったこともあり、もうこれを最後の作品にしようと考えることすらあったのだとか。 でも、想像以上に多くの人の心に自分の音楽が確かな手応えをもって届いたことに励まされ、長いツアーを終えて、彼

    My Light, My Destroyer / Cassandra Jenkins (Dead Oceans)
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    kiku72 2024/07/17
    “マイ・ライト、マイ・デストロイヤー/カサンドラ・ジェンキンス”
  • Charm / Clairo (Clairo Records)

    チャーム/クレイロ ファースト・アルバム『イミュニティ』はロスタム、セカンド『スリング』はジャック・アントノフ。なかなか興味深い顔ぶれがプロデューサーとして関わってきた“クレイロ”ことクレア・コトリル。ロスタムの下ではローファイな感触とかベッドルーム・ポップ的な感触とかを深掘りして、アントノフの下ではナチュラルなシンガー・ソングライター・サウンドへと一歩踏み出して…。 で、今回はなんとダップトーン系というか、トゥルース&ソウル・レコードとビッグ・クラウン・レコードの共同創設者であり、エル・ミシェルズ・アフェアのリーダーとしておなじみのリオン・マイケルズにプロデュースを依頼。 作も前作の延長線上ではあるのだけれど、ウーリッツァー・ピアノやメロトロン、オルガン、フルート、クラリネットなどがいい感じに編み上げるソフトかつヴィンテージなアンサンブルの背後に、しかし柔軟なグルーヴが流れ続けているの

    Charm / Clairo (Clairo Records)
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    kiku72 2024/07/16
    “チャーム/クレイロ”
  • Mind Games (The Ultimate Collection) / John Lennon (Capitol)

    マインド・ゲームス(ヌートピア宣言) アルティメイト・コレクション/ジョン・レノン 先月のポール・マッカートニー&ウイングスの『ワン・ハンド・クラッピング』が出て大いに盛り上がったわけですが。今月はこちら。ジョン・レノン。1973年のソロ4作目を拡張した『マインド・ゲームス(ヌートピア宣言)アルティメイト・コレクション』。出ましたー。 いつもながら、いろいろなフォーマットで出ていて。いちばん豪勢なやつが6CD+2ブルーレイ+9LP+ホログラム処理されたピクチャーEP+オノ・ヨーコによる1966年のアート作品『デンジャー・ボックス』とジョンによる1968年のキャンヴァス・アート『ユー・アー・ヒア』の証明書付きレプリカ+インタビューやメモラビリア満載のブックレット+豪華ハードカヴァー・ブック+ポスターや宣伝用ポストカードのレプリカ+繊細にデザインされたリヴァプールと東京の地図+ヌートピア国民セ

    Mind Games (The Ultimate Collection) / John Lennon (Capitol)
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    kiku72 2024/07/12
    “マインド・ゲームス(ヌートピア宣言) アルティメイト・コレクション/ジョン・レノン”
  • The Ultimate Live At The BBC / The Yardbirds (Repertoire Records)

    Disc Review The Ultimate Live At The BBC / The Yardbirds (Repertoire Records) ジ・アルティメイト・ライヴ・アット・ザ・BBC/ザ・ヤードバーズ デビュー60周年を迎えたヤードバーズのBBC音源集。過去、何度も何度も同趣向のアンソロジーが編纂されてきて。独レパートリー・レコードから2019年に出た70曲入りCD3枚組あたりでそろそろ打ち止めかと思っていたのだけれど。 レパートリー、懲りずにさらに重ねてきました。今回はインタビュー音源も含めて全90トラック入りの4枚組ボックス。全長4時間弱。1965~68年、『サタデイ・クラブ』『トップ・ギア』『トップ・オヴ・ザ・ポップス』『イージー・ビート』『サタデイ・スウィングズ』といったBBCの番組に出演したときの音源を集大成している。CD1〜3がジェフ・ベック在籍期、CD4が

    The Ultimate Live At The BBC / The Yardbirds (Repertoire Records)
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    kiku72 2024/07/09
  • California / The Courettes (Damaged Goods Records)

    カリフォルニア/ザ・コーレッツ もう天気の予想とか誰にもできなそうな今日このごろ。梅雨明け、どうなってんだよ…とイラつきつつ、気温ばっかりカンカンに上がっちゃって。ウォーキングもままなりませんが。 格的な夏はまだこれから。どうなるんだろう。考えるだけでぐったりですが。 でも、夏は楽しい。音楽もより楽しく響く。あ、いや、逆かもしれない。環境で聞きたい音楽は変わるから。ハワイとか行くと、日でいつも聞いているブライアン・ウィルソン寄りのビーチ・ボーイズよりマイク・ラヴ寄りのビーチ・ボーイズが聞きたくなったり…(笑)。カーン! と暑い夏に聞きたい音って、絶対あるから。夏はいつも以上にシンプルでまっすぐ楽しい曲が聞きたくなるってことかな。 と、そんな夏向きの強力なニュー・シングル、出ました。われらがコーレッツの新曲「カリフォルニア」。 ブログでは機会があるたび取り上げているコーレッツ。ブラジル

    California / The Courettes (Damaged Goods Records)
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    kiku72 2024/07/08
  • The Great American Bar Scene / Zach Bryan (Belting Bronco/Warner)

    Disc Review The Great American Bar Scene / Zach Bryan (Belting Bronco/Warner) ザ・グレイト・アメリカン・バー・シーン/ザック・ブライアン 今、アメリカの、特にカントリー系のミュージシャンの作品を聞く際、状況が状況なだけに、どうしてもその人の政治的スタンスとか、そういうのが否応なく、いつも以上に気になってしまうわけですが。 この人、ザック・ブライアンがいきなり大売れしたときもちょっと悩んだ。両親とも米海軍に従事していて、日に駐留しているとき横須賀で生まれ、自身も海軍兵に。従軍中、兵舎の前でiPhone使って撮った弾き語り動画をYouTubeに投稿したところ、それがバズって軍に籍を置いたままデビューに至った…という、そういう流れの人だけに、んー、どっち寄りなのかなぁ的な? 余計なお世話だけど。 そんなザックさんの新

    The Great American Bar Scene / Zach Bryan (Belting Bronco/Warner)
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    kiku72 2024/07/05
  • Nothing But Pop File, vol.101: The Beach Boys 1964

    NBPファイル vol.101:ザ・ビーチ・ボーイズ 1964 スロウバック・サーズデイ恒例NBPプレイリスト。しばらくお休みしていましたが。日、久々にセレクトしてみました。 というのも、今から60年前、1964年の今日、7月4日にビーチ・ボーイズのシングル「アイ・ゲット・アラウンド」が全米ホット100チャートの1位に輝いたということで。これはお祝いしたい、と。 「アイ・ゲット・アラウンド」はビーチ・ボーイズにとって初の全米ナンバーワン・ヒットで。さらにシングルB面には「ドント・ウォリー・ベイビー」が入っていて。こちらも全米最高24位まで上昇して。アップテンポ・ホットロッド・ナンバーのある種の到達点とも言うべき「アイ・ゲット・アラウンド」と、ミディアム・テンポの大傑作ポップ・バラード「ドント・ウォリー・ベイビー」とのカップリングという、ポップ・ヒストリーに残る名シングルなわけですが。 と

    Nothing But Pop File, vol.101: The Beach Boys 1964
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    kiku72 2024/07/04
  • Let’s Walk / Madeleine Peyroux (Just One Recording/Thirty Tigers)

    Disc Review Let’s Walk / Madeleine Peyroux (Just One Recording/Thirty Tigers) レッツ・ウォーク/マデリン・ペルー すごい久々。6年ぶり? マデリン・ペルーの10作目、出ました。 マデリンさんというとラリー・クラインがプロデュースしている印象が強いけれど、今回は長年組んできたギタリストのジョン・ヘリントンと、名匠エリオット・シャイナーとの共同プロデュース作。さらにマデリンさん、これまではレナード・コーエンやトム・ウェイツ、ランディ・ニューマン、ウォーレン・ジヴォン、ポール・マッカートニー、ボブ・ディランなど偉大な先達のカヴァーを必ずアルバムに収めてきた印象も強いのだけれど、今回は収録された全10曲、すべて彼女とジョン・ヘリントンの共作です。 “21世紀のビリー・ホリデイ”とか形容されることも多いマデリンさん独特の深

    Let’s Walk / Madeleine Peyroux (Just One Recording/Thirty Tigers)
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    kiku72 2024/07/03
  • Struck Down / The Fabulous Thunderbirds (Stony Plain)

    ストラック・ダウン/ザ・ファビュラス・サンダーバーズ ファビュラス・サンダーバーズへの個人的な思い入れみたいなものは、フロントを張るキム・ウィルソンがソロ・アルバム『テイク・ミー・バック:ザ・ビッグトーン・セッションズ』をリリースしたときブログでも熱く語らせてもらったので。繰り返しはしませんが。 そのときも書いたことだけれど、ぼくは1980年代半ば、初めてニューヨークで見たこの人たちのライヴのことがいまだに忘れられず。その思い出を胸に今なおしつこく聞き続けているわけですが。もうメンバーもがらりと変わってしまったとはいえ、彼らがまだ現役バンドとして活動し続けてくれていることにはやっぱり胸が躍ります。感謝です。 と、そんなファブ・Tバーズ。スタジオ・フル・アルバムとしてはたぶん2016年の『ストロング・ライク・ザット』以来の新作、出ました。この人たち、結成が1974年だから、今年で50周年。

    Struck Down / The Fabulous Thunderbirds (Stony Plain)
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    kiku72 2024/07/02
  • Early Daze / Neil Young & Crazy Horse (Reprise Records)

    アーリー・デイズ/ニール・ヤング&クレイジー・ホース ニール・ヤングとクレイジー・ホース。 途中、また離れたり、改めてタッグを組み直したり。くっついたり離れたりを頻繁に繰り返しながらの活動ではあるけれど。それでも、出会って半世紀以上。両者のコンビネーションは特別であり続けている。リズム隊以外の顔ぶれが変わっても、今なおやっぱり鉄壁。 とはいえ、そんな彼らにももちろん始まりのときがあって。クレイジー・ホースがまだザ・ロケッツという名前で活動していたころ、1968年に《ウィスキー・ア・ゴーゴー》でニールのライヴを初めてサポートしたのをきっかけに、ともにアルバムのレコーディングもするようになって。 そんなアーリー・デイズ、初期のレコーディング・セッションで記録されたフレッシュかつレアな音源を10曲まとめた1枚。昨深夜にストリーミングがスタートしてから繰り返し聞いてます。デイズと言っても Days

    Early Daze / Neil Young & Crazy Horse (Reprise Records)
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    kiku72 2024/06/28
  • Encore! / Jill Barber (Outside Music)

    アンコール!/ジル・バーバー 先日、村井邦彦さんにインタビューさせていただいて。プロデューサーとか実業家としてではなく、あくまでも作曲家としての村井さんについてあれこれお話を聞いた。そのインタビューは来月出るオンライン音楽雑誌『ERIS』に掲載されるので、ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。メールアドレスを登録すれば無料で読めますので、出たらまたお知らせしますね。 で、そのとき村井さんが、自分が理想とするミュージシャンというのは、フランスの音楽を知っていて、ジャズにも興味があって、クラシックもやってる…たとえばミシェル・ルグランみたいな人だ、というようなことを話してくださって。なるほどなー、と。 そんなお話を聞きながら、ふと自分の好みのことも振り返ってみたのでした。ぼくは確かにロックンロールをはじめとするアメリカのポップ・ミュージックのグルーヴのようなものが大好きで。英語の歌詞の響

    Encore! / Jill Barber (Outside Music)
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    kiku72 2024/06/27
  • It’s Wonderful: The Complete Atlantic Studio Recordings / The Rascals (Now Sounds/Cherry Red)

    Disc Review It’s Wonderful: The Complete Atlantic Studio Recordings / The Rascals (Now Sounds/Cherry Red) イッツ・ワンダフル! ザ・コンプリート・アトランティック・レコーディングス/ザ・ラスカルズ 今から26年前、1998年に日独自企画で編まれた強力なボックスセット『ラスカルズBOX~アトランティック・イヤーズ』ってやつ、覚えてる方いらっしゃいますかね。 あれは快挙だった。ラスカルズの大ファンであることを公言する山下達郎氏の企画・監修による総まくりボックス。1965年、アトランティック・レコードが契約した白人アーティスト第1号として彼らがデビューしてから、やがて1971年、CBSコロムビアに移籍するまでに残した全オリジナル・アルバムを詰め込んだ7枚組だった。 今ではラスカルズの再発C

    It’s Wonderful: The Complete Atlantic Studio Recordings / The Rascals (Now Sounds/Cherry Red)
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    kiku72 2024/06/26
    “イッツ・ワンダフル! ザ・コンプリート・アトランティック・レコーディングス/ザ・ラスカルズ”
  • The Asylum Albums (1976-1980) / Joni Mitchell (Asylum/Rhino)

    ジ・アサイラム・アルバムズ(1976〜1980)/ジョニ・ミッチェル ジョニ・ミッチェル自らがキュレーターとなって、米ライノ・レコードとタッグを組みつつ、貴重な過去音源に様々な形で改めてスポットを当てる“JMA(ジョニ・ミッチェル・アーカイヴス)”。 大きくふたつのシリーズに分かれていて。ひとつは貴重なアウトテイクやら別ヴァージョンやら未発表曲やらライヴ音源やら、時代ごとのレア音源を集めた“アンリリースト・マテリアル”シリーズ。アルバム・デビュー以前、63〜67年の貴重音源を総まくりした『アーカイヴス Vol.1:アーリー・イヤーズ(1963〜1967)』、リプリーズ・レコードからデビューした時期の初期レア音源集『アーカイヴスVol.2:リプリーズ・イヤーズ(1968〜1971)』、アサイラム・レコードに移籍後のレア音源集『アーカイヴス Vol.3:アサイラム・イヤーズ(1972−1975

    The Asylum Albums (1976-1980) / Joni Mitchell (Asylum/Rhino)
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    kiku72 2024/06/24
    “ジ・アサイラム・アルバムズ(1976〜1980)/ジョニ・ミッチェル”
  • Rock ‘n’ Roll Star! / David Bowie (Parlophone)

    ロックンロール・スター!/デヴィッド・ボウイ 大傑作セカンド・アルバム『スペイス・オディティ』(1969年)へと至るデヴィッド・ボウイの初期音源を集大成したボックスセット『カンヴァセーション・ピース』(2019年)をブログで紹介したときにも書いたことだけれど。 1973年春、デヴィッド・ボウイの初来日公演を見に行ったとき、妖しく退廃的なトリックスターというパプリック・イメージとは裏腹に、音楽的にも、肉体的にも、とてつもない筋力を見せつけられて。すげえロックンローラーだな、と。まだ高校生のガキなりにボウイの凄味を思い知り、まじ、ぶっとんだものだ。 この人の場合、1970年代半ばまで、ジギー・スターダストとかアラジン・セインとかハロウィン・ジャックとかシン・ホワイト・デュークとか、アルバムごとに様々なキャラクターを創り出し、抜群のスピード感と受容感覚と先述した圧倒的な筋力とを武器にシーンを揺

    Rock ‘n’ Roll Star! / David Bowie (Parlophone)
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    kiku72 2024/06/19
    “今回初お目見えの未発表音源は29トラックだ。”
  • One Hand Clapping / Paul McCartney & Wings (Capitol/MPL Communications)

    Disc Review One Hand Clapping / Paul McCartney & Wings (Capitol/MPL Communications) ワン・ハンド・クラッピング/ポール・マッカートニー&ウイングス ポール・マッカートニーのファンは先週末からこればっかり聞いてるのでは? ぼくもこればっかりです。ついにオフィシャル盤として世に出た『ワン・ハンド・クラッピング』。 まあ、ボブ・ディランの『ロイヤル・アルバート・ホール』とか『ベースメント・テープス』とか、ビーチ・ボーイズの『スマイル』とか『アダルト・チャイルド』とか、ベック・ボガート&アピスのセカンド・アルバムとか、プリンスの『ブラック・アルバム』とかと同じく、大方のファンはオフィシャル音源が世に出る前に、何らかのブートレッグ音源で耳にしていたものだろうとは思う。 ポール・マッカートニー&ウイングスが1974年8

    One Hand Clapping / Paul McCartney & Wings (Capitol/MPL Communications)
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    kiku72 2024/06/17
    “映像がブートレッグとして市場に出回り、ぼくたちはそれらを必死に集めてはちまちま楽しんできたわけですが。”
  • The Path of a Tear / Jo Harrop (Lateralize Records)

    ザ・パス・オヴ・ア・ティアー/ジョー・ハロップ 英国ダーラム生まれのジャズ・シンガー、ジョー・ハロップ。 ニール・ダイアモンド、ロッド・スチュワート、グロリア・ゲイナーらのバック・シンガーとして活動した後、一立ち。2020年にロンドンを拠点とするジャズ・レーベル、ラテラリーズ・レコードと契約して、以降着実なペースでストレートなジャズ・ヴォーカル・アルバムを数作リリースしてきたのだけれど。 4作目にあたる作はちょっと趣向を変えて。プロデューサーにラリー・クラインを迎え、ロサンゼルスのヴィレッジ・スタジオでレコーディング。ということで、ジャズにソウルやアメリカーナの味を絶妙のバランスで交えた1枚を届けてくれた。 ラリー・クラインはベースもプレイ。その他、ダイアナ・クラールやマデリン・ペルーのサポートでもおなじみのアンソニー・ウィルソン(ギター)、ウィリー・ネルソンからクイーンズ・オヴ・ザ・

    The Path of a Tear / Jo Harrop (Lateralize Records)
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    kiku72 2024/06/12
    “ザ・パス・オヴ・ア・ティアー/ジョー・ハロップ”