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ブックマーク / note.com/f26649 (3)

  • 酷暑とサクレとアルバイト|生保暮らしの柊さん

    連日とんでもない暑さが続いている… あつい、あつすぎる。 家にいる間はエアコンをつけっぱなしにしておかないと、シューマイになってしまいそうだ。 ほんの数年前までは、日中でもエアコンをつけないで過ごせた時間帯がもっとあったように思うから、年々暑さが過激になっている…気がする… 朝も夜もずーっと蒸し暑いし、表に出た瞬間モワっと覆いかぶさってくるような湿度の高い外気に、毎度息が詰まりそうになる。 日傘を差していても、日差しをたっぷり吸収したアスファルトが放つ熱は容赦なく足元を炙ってくるので、まるで効果を実感できない。 いつも贔屓にしている安いけどちょっと遠いスーパー(片道徒歩25分)になんて、とてもじゃないが行く気が起きない。ヘタをしたら、帰宅するまでの間に生の鶏むね肉がサラダチキンになってしまう。 とにもかくにも、ガッツのある暑さだ。 下手に対抗しようなどと考えればオダブツ待ったなしなので、で

    酷暑とサクレとアルバイト|生保暮らしの柊さん
    kiku72
    kiku72 2024/07/28
  • 無邪気な奴隷だったわたしのこと|生保暮らしの柊さん

    彼女らを従わせるために、あからさまな暴力や強制は必要ないのである。ほとんどの効率的な支配体制は、被支配者側からの自発的服従や自発的迎合、自発的甘受によって完成する。 宮地尚子編著「性的支配と歴史 植民地主義から民族浄化まで」より   思い出すのは、デリバリーヘルスで出会った彼女とのことだ。 入店したばかりらしい彼女は、内勤のスタッフに案内されて、待機室にやって来た。ロッカーの場所や給湯室の使い方を教わったあとは、所在なさげに部屋のすみに座っていた。 わたしは目礼をかわしたきり、気配を消すように無言でいた。 チラリと盗み見た彼女の装いはモノトーンのカットソーに変形サルエルで、とても

    無邪気な奴隷だったわたしのこと|生保暮らしの柊さん
    kiku72
    kiku72 2024/05/11
  • 言葉が通じない男達、あるいは人間ではなかったわたし。|生保暮らしの柊さん

    *性売買、性風俗における性暴力行為の描写を含みます。 「でも、やっぱり番したいなぁ」 男はそう言って、わたしに笑いかけた。 どこにでもいるような男だった。 特徴を挙げることさえ難しい、普通の中年の男だった。 男とわたしは数十分前に会ったばかりの他人で、わたしは彼が金を出して買った風俗嬢だった。 だが、男は笑いかけた。恋人に微笑みかけるように、はにかんでいた。 その様子を目の当たりにして、わたしは裸の肩に鳥肌を立てていた。 この男には人間の言葉が通じないんだ。いや、もしかしたら、わたしが人間じゃなくなっているのかもしれない。 そ

    言葉が通じない男達、あるいは人間ではなかったわたし。|生保暮らしの柊さん
    kiku72
    kiku72 2024/04/01
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