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ブックマーク / note.com/kashidanamikida (2)

  • 緊急避妊薬の思い出|idanamiki

    妊娠をめぐる自分の身体について誰かにちゃんと教えてもらえたことがなかった。 『フェミニスト現象学』(2020,ナカニシヤ出版)で宮原優さんが、”生理になると急に「妊娠できる身体になったのよ」と説明されるが、まともな性教育がないままにそんなこと言われても恐怖しか与えないのではないか”というようなことを書いていて、すごく納得した。例にもれず私のかつての教師たちも、生理という不条理をそのフレーズ一つで押し切ろうとしていた。その言葉の先はなにもなく、いつも尻切れていて、「自分は妊娠しようと思えばできるらしい」という情報だけがまったくなじまない抽象的な観念のようにふわふわ浮いていた。私はそのフレーズの意味するところをちゃんと知り、自分自身の言葉で捉え直すべきだった。しかしその機会は与えられず、その観念が自分の身と交わりませんようにという切なる願いだけが残った。 小学生から中学生にかけて、「あたしは子

    緊急避妊薬の思い出|idanamiki
    kiku72
    kiku72 2021/12/26
  • 「普通の人でいいのに!」から考える、「優しさ」と、愛おしき三文芝居ついて|idanamiki

    いうまでもなく衝撃的だったこの作品に対して、流れてくる感想をちらちらと眺める。「趣味も合わない、話もすれ違う「ヒロくん」と一体どうしてみこは付き合えるの?」という”真っ当な”疑問や、「なぜ今の時代はヒロくん的な気の合わない男のような人としか出会いがないのか?」などの”良心的な”投げかけが目立つ。まあそりゃそうだなと納得する一方で、その度に違和感があった。 そのどれもが、程度の差はあれ、”「ヒロくん」という存在が彼女にとってネガティブなものである”ということが、前提にされているように見えたからだ。 それが、わからない。確かに、憧れの放送作家の伊藤さんに告白して、振られてしまったという意味では、みことヒロくんの関係の深まりには「失恋」が背景にあるわけだし、ヒロくんは、みこの「理想」とは裏腹な相手だといえるだろう。しかし、みこにとってヒロくんとの付き合いが、そんなにもネガティブなものに見えないの

    「普通の人でいいのに!」から考える、「優しさ」と、愛おしき三文芝居ついて|idanamiki
    kiku72
    kiku72 2020/08/07
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