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ブックマーク / note.com/sekaishi (7)

  • SDGsは、誰がどうやって決めたのか? 【SDGsとは一体、何だったのか?】第4回|みんなの世界史

    ●この連載について 今から筆者がお話しするのは、SDGsを世界史の中に位置づけてみようとする試みだ。だが、なぜわざわざそんなことをしようとするのか? 現在すでにSDGs終了後の次期開発目標(ポストSDGs)にかんする議論が動き出している。だが、日の現状はどうだろうか? SDGsに対する「記号」的なイメージばかりが先行し、開発の最前線の議論や実践と、市井の印象のあいだのギャップも開いている。すでに初期段階から普及段階に移行し、日常に溶け込んでいるという評価もできようが、一時に比べれば人々の関心は薄れ、2021年頃からは冷笑的な反応とそれに対する対抗言説も目立つようになった。 誤解のないように付け加えると、筆者は、SD(持続可能な開発)は必要であると考えている。だが現場や専門的な知見のみならず、そもそも「開発」や「援助」に関する話題は必ずしも一般に共有されているとは限らない。他方で、経緯を踏

    SDGsは、誰がどうやって決めたのか? 【SDGsとは一体、何だったのか?】第4回|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2024/05/26
    いまとなってはエコバッグの惹句みたいになってしまって
  • 【ニッポンの世界史】#36 世界史が語る国際政治や文明の衰亡:高坂正堯と塩野七生|みんなの世界史

    世界史化する時事論壇 1980年代以降、論壇誌や政府関係の刊行物、ビジネス系の雑誌に引っ張りだことなった女性がいます。 小説家・塩野七生(1937〜)です。 出典:『経済の動き』151、安田信託銀行調査部、1989年12月、1頁 たとえば1989年に安田信託銀行調査部の発行した刊行物に塩野のインタビューが載っています。 一口に云って、EC統合というのは既に歴史的に確立あれているヨーロッパを守ろうとする、防衛的な動きなのです。古代ローっまは現在のヨーロッパの領域に中近東や北アフリカも加えて、次々に拡大して行ったのですが、ECはこれとは逆に16世紀に国境線によって解体されて行ったヨーロッパを、もう一度元の姿に戻そうとするもので、日や米国との経済競争に生き残ることがその狙いです。古代ローマ滅亡後の、中世と呼ばれる1000年間、ヨーロッパには今日のような国境はなく、ヒト、モノ、カネが自由に行き来

    【ニッポンの世界史】#36 世界史が語る国際政治や文明の衰亡:高坂正堯と塩野七生|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2024/05/11
    “塩野はなぜ、みずからの物語が時事論評に結び付けられることを嫌いながら、同時に時事論評の場に”
  • 【SDGsとは一体、何だったのか?】第2回「持続可能な開発」概念のルーツはどこにある?|みんなの世界史

    ●この連載について 今から筆者がお話しするのは、SDGsを世界史の中に位置づけてみようとする試みだ。だが、なぜわざわざそんなことをしようとするのか? 現在すでにSDGs終了後の次期開発目標(ポストSDGs)にかんする議論が動き出している。だが、日の現状はどうだろうか? SDGsに対する「記号」的なイメージばかりが先行し、開発の最前線の議論や実践と、市井の印象のあいだのギャップも開いている。すでに初期段階から普及段階に移行し、日常に溶け込んでいるという評価もできようが、一時に比べれば人々の関心は薄れ、2021年頃からは冷笑的な反応とそれに対する対抗言説も目立つようになった。 誤解のないように付け加えると、筆者は、SD(持続可能な開発)は必要であると考えている。だが現場や専門的な知見のみならず、そもそも「開発」や「援助」に関する話題は必ずしも一般に共有されているとは限らない。他方で、経緯を踏

    【SDGsとは一体、何だったのか?】第2回「持続可能な開発」概念のルーツはどこにある?|みんなの世界史
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    kiku72 2024/04/27
  • 【ニッポンの世界史】#29 「長い目」で世界史を見る:成長の限界・ノストラダムス・小松左京|みんなの世界史

    終末論から生み出された新しい「世界史」観 「ニッポンの世界史」には、その時代の日人のものの考え方や精神性のようなものが反映されているのではないか。 そのような観点に立ち、今あらためて1970年代をふりかえってみると、これまでみられなかった新しい種類の想像力が立ち上がり、それが日人の歴史に対する考え方を変え、「世界史」の再定義に向かっていったのではないか、と思うのです。 まあ、1970年代のサブカルチャーや社会の変化については、すでにひととおり多くの人によって語り尽くされている感はあります。 しかし、今やあまりピンとこない人もいるかもしれません。文脈を共有する意味もこめて、それと「ニッポンの世界史」との接点について、考えてみたいと思います。 *** 今回指摘する内容を結論から言ってしまえば、ここで台頭する「世界史」は、これまでのように「国家」「民族」の治乱興亡を対象するものではなく、もっ

    【ニッポンの世界史】#29 「長い目」で世界史を見る:成長の限界・ノストラダムス・小松左京|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2024/02/28
  • 【ニッポンの世界史】#28 それぞれの「近代」批判:吉本隆明・阿部謹也・謝世輝|みんなの世界史

    謝世輝のヨーロッパ中心主義批判 さて、今回は謝の世界史構想の全容に迫っていきます。 謝の構想を一言でいえば、「これまでの世界史はヨーロッパ中心主義的で、まちがっている」ということに尽きます。 たとえば、1974年の時点では次のように主張しています(謝世輝「世界史の構築のために」『歴史教育研究』57、1974、70-71頁)。 箇条書きににしながら、その特徴をあぶりだしてゆくことにします。 1.世界史にとって重要なのはアジア(東洋)だ ユーラシアにおける4つの文明圏、①東アジア文明圏、②インド文明圏、③イスラム文明圏、④ヨーロッパ文明圏のうち、①~③が世界史的には重要だ。 ヨーロッパを中心にするのも間違っているし、東洋・西洋の間に「中洋」を置く区分も適切ではない。 文明圏(文化圏)にわけて世界史の展開を論じるのは、”公式” 世界史たる学習指導要領が1970年版から導入していたものでした(指導

    【ニッポンの世界史】#28 それぞれの「近代」批判:吉本隆明・阿部謹也・謝世輝|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2024/02/24
  • 【ニッポンの世界史】#23 「国益」のための世界史へ:なぜイスラム世界は「文化圏」に格上げされたのか?|みんなの世界史

    【ニッポンの世界史】#23 「国益」のための世界史へ:なぜイスラム世界は「文化圏」に格上げされたのか? 世界史はなぜ1980年代に「必修科目」とされたのか? 2010年代に「ビジネス的教養世界史」が流行ったのはなぜなのか? ——これらの源流が1970年代にあったのではないか、という仮説を立て、 再定義される「ニッポンの世界史」の動向をふりかえっていきます。 格上げされた「イスラム世界」 1970年度学習指導要領では「イスラム世界」が、ヨーロッパ文化圏、中国文化圏とともに、単独で世界の「三大文化圏」のひとつに数えられるようになりました。 この「格上げ」の背景にあるのは、やはり戦後の研究の進展により参照できる情報が増えたということが大きいでしょう。 『東洋史料集成』平凡社、1956より。中国史が豊富な史料によって構成されているのに比べ、西アジアの歴史は日語文献が、後述の大川周明『回教概論』

    【ニッポンの世界史】#23 「国益」のための世界史へ:なぜイスラム世界は「文化圏」に格上げされたのか?|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2024/02/07
  • 【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史

    「みんなの世界史」(世界史のまとめ/日史のまとめ) noteコンテンツの総目次です。 全部合わせると、100万字以上あると思いますが、全文無料です。 since 2018.10- 基コンセプト 昔と今を、今と未来をつなぐ。 世界の中の日、日の中の世界をつなぐ。 世界史を26ピースに「輪切り」にし、 深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。 コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから) 【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理) 【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来) 【4】"世界史のなかの" 日史のまとめ(世界史×日史) 【5】世界史の教科書を最初から最後まで(世界史×教科書) 【6】新科目「歴史総合」を読む(歴史総合) 【7】新科目「世界史探究」を読む(世界史探究) 【8】歴史の扉(歴史×モノ) 【9】歴史のことば(書評) 【1

    【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史
    kiku72
    kiku72 2020/01/31
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