NHKオンデマンドで山田太一シリーズ『男たちの旅路』(1976)を観始めた。……といってもまだ1話目なのだが、この時点で色々と思うところがあったのでメモしておきます。 まず、ゴダイゴ(ミッキー吉野グループ)による音楽がめちゃくちゃクオリティ高いジャズ・ファンク。サンプリングしたくなるようなフレーズがたくさん出てくるので、最初はストーリーに集中できなかった。サウンドトラックのLPが比較的お手頃価格なので見つけたら買ってみよう。 ある警備会社の司令補・吉岡(鶴田浩二)は、普段は寡黙な男だが「若者が嫌い」で、ブチ切れると圧倒的な強さで暴力をもって若者をねじ伏せてしまう。1話は、そんな警備会社に入ってくる若者たちとの衝突から始まる。 当時(1970年代半ば)の若者なのでシラケ世代、うちの両親くらいだ。そのうちの二人、杉本(水谷豊)、柴田(森田健作)と吉岡でビルの警備をするのだが、杉本がすごいチャラ