日時:2016年7月9日(土)16:30 - 18:30 会場:立命館大学衣笠キャンパス 以学館1号ホール 高村峰生(神戸女学院大学) 當間麗(青山学院大学) 田中純(東京大学) 〈コメンテーター〉佐藤良明(放送大学) 〈司会〉北村紗衣(武蔵大学) 2016年1月10日、アルバム『★(ブラックスター)』のリリースから間もなく届いたデヴィッド・ボウイの訃報は、「偉大なるロック・スター」の突然の死としてひとときメディア上を賑わせ、凡百の「スター」たちの死と同様、その情報は追悼の名のもとに消費の対象となった。しかし同時に、そうしたマスメディアの喧騒を離れて、その生の切断は『★』というラスト・アルバムを浸している死への予感を遡行的に浮かび上がらせ、音と言葉とで磨きあげられたこの黒い星に独特の翳りと耀きとを与えることとなった。1967年以来およそ半世紀にわたって、この特異な「スター」が目眩く変幻のう