暮らしの中の小休止のように、 夢中になって没入できる編みものの時間。 ぎゅっと集中して、気がつけば 手の中にうつくしい作品のかけらが 生まれていることを発見すると、 満たされた気持ちになります。 編む理由も、編みたいものも、 編む場所も、人それぞれ。 編むことに夢中になった人たちの、 愛おしい時間とその暮らしぶりをお届けします。 三國万里子さん初めての 作品集『編みものこもの』(2009)から 最新刊の『またたびニット』(2023)まで、 三國さんと一緒に数々の本をつくられている、 文化出版局・編集者の三角紗綾子(みすみ・さやこ)さん。 編みものやソーイング、刺繍など 洋裁、手芸の本を中心に、 年間10冊ほどの書籍を手がけられています。 三角さんにお会いするといつも、 手編みのニットと古着などを組み合わせて、 「着ること」を楽しんでいらっしゃる印象です。 「身につけたいものしか編みません」