「この地域が変わることは、日本の生活保護制度、貧困対策を進める上で大きな意味を持つ」と語る桜井啓太准教授=岐阜市金町、市文化センター
新紙幣の発行から1週間たつが、たばこの自動販売機の大半が新紙幣に対応していない。たばこ店の店主は「売り上げが落ちている自販機に設備投資する余裕はない」と口をそろえる。2026年3月末にはICカードを使ったたばこ自販機の成人識別システム「taspo(タスポ)」が終了し、その後は免許証とマイナンバーカードに対応した成人識別装置を取り付ける必要があるため、たばこの自販機は消えゆく存在になりつつある。 無料クイズで毎日脳トレ!入口はこちら 「2台は新500円硬貨を使えないが、何とかなっている。今回も急ぐ必要はないかな」。岐阜市の柳ケ瀬商店街でたばこ店「伊藤商店」を営む伊藤雅章さん(58)は打ち明ける。保有する3台全ての新札対応を見送った。 紙幣の識別装置の更新には8~10万円、新台の購入には80万円以上かかる。1台当たりの販売量は1日10個に満たず、投資は難しい。新紙幣が発行された3日、自販機に「
雨が地面を冷たくぬらす4月のある水曜日の夕方。県の玄関口、JR岐阜駅は大勢のサラリーマンや学生、買い物客らでにぎわっていた。それとは対照的に、南口にある公園・清水緑地に一人、また一人と、無精ひげがのぞく中高年の男性ばかりが集まってくる。「アーメン」。6人が祈りをささげ、あずまやで雨をしのぎながらけんちん汁をつつき始めた。 岐阜市や近郊のキリスト教プロテスタントの有志が毎週水曜日に行っている、困窮や孤独などを抱えた人の支援活動だ。「今日は何しとったの」「まだ寒いね」。振る舞われた温かな食事を囲み、たわいもない世間話で盛り上がる。歓談は約1時間で散会。別れを惜しみつつも、それぞれの「家路」につく。 とはいえ、70代の男性が帰る「住まい」は、目と鼻の先にある橋の下だ。家はなく、この支援活動を通じて寝袋などを手に入れた。「こんな暮らしには慣れてないで、悲しいわ。お金が無いから、うろうろせないかんで
岐阜の街角で、ホームレスをあまり見かけなくなった。かつては駅周辺や橋の近くで暮らす人の姿が、寒空の下にも確かにあった。 数字の上でも減っている。厚生労働省の昨年の調査によると、県内にはわずか3人。最多は2003年の86人で、徐々に減って17年には10人を割り込むようになった。商店街のアーケードで雨露をしのぎ、段ボールを寝床にしていた人たち-。彼らはどこへ行ったのか。 ホームレスの支援に当たってきた「岐阜・野宿生活者支援の会」(岐阜市)事務局の清水由子さん(63)も「かつてに比べて路上にいる人は確かに減った」と語るが、「今も生活に困っている人はいる。ただ、その人が支援を求めているかが見えにくくなった」と指摘する。 支援の会は、キリスト教プロテスタントの牧師らが1999年に立ち上げ、市内に点在する路上生活者の居場所を、おにぎりや軍手などを抱えて訪ねる「夜回り」からスタートした。 岐阜市の金公園
岐阜県警少年課と岐阜中署は4日、岐阜市で路上生活をしているホームレスの男性にコンクリートブロックなどを投げたとして、暴行の疑いで、同市の建築関係アルバイトの少年(17)を逮捕した。署などは、他に中学生ら7人の少年が暴行に関わっていた可能性もあるとみて捜査している。 逮捕容疑は、9月13日午前0時...
岐阜市の老舗書店の自由書房が、岐阜高島屋(同市日ノ出町)に入るEX高島屋店と、同市内の鷺山店、県庁店の全3店舗を閉店する。旗艦店の高島屋店は16日までの営業で、7月中旬以降は京都市に本社を置く大垣書店が書店をオープンする。 自由書房は1948年設立。2003年に閉店した大衆書房(岐阜市)とともに、岐阜を代表する書店として市民に親しまれてきた。高島屋店は当時の県内最大規模の書店として05年にオープンし、専門書の充実を図るなど柳ケ瀬の文化の発信拠点として中心市街地のにぎわいを支えてきた。 高島屋店のオープンに伴い、08年には岐阜市神田町の本店が閉店。郊外店の数も徐々に減らしていた。 高島屋店を訪れた市内の男性会社員(63)は「自宅が近くで、月に2、3回は利用していた。なじみの書店がなくなるのはさみしい」と話していた。
新商品「ハイドロエッグ水素パウダー」を紹介する中村隆春社長(左から3人目)ら=21日、東京都千代田区、TKPガーデンシティ御茶ノ水 ミネラルウオーター製造販売の奥長良川名水(岐阜県関市)は21日、水素水を粉末にした新商品「ハイドロエッグ水素パウダー」の販売を始めた。水素が持続的に発生し、無味無臭であるのが特徴。味に影響を及ぼさないため、飲み物のほか、食べ物などに混ぜて利用できる。年間1万箱の売り上げを目指す。 新商品は岐阜大、東京工科大との共同研究により開発した。同社が2010年から販売している清涼飲料水「逃げない水素水36」を凍結乾燥して粉末化したもの。一般的な水素水は開封後に水素が抜けてしまうが、逃げない水素水は独自の製造技術で水素を内から発生させ続ける。粉末化してもその機能を保持しており、水に溶かすと48時間以上水素が発生するという。 この日、東京都内で会見した中村隆春社長は「日本で
県警、密室トリック見破る 各務原女性殺害、現場に違和感 2012年10月20日11:21 ◆玄関ドアの新聞受けに着目 事件か、自殺か―。密室で遺体が発見されたため、当初は自殺との見方も出ていた片岡夕子さん(29)が殺害された事件で県警は、宮部高典被告(32)が仕組んだトリックを見破って摘発に至った。「捜査の現場が、殺人であることも念頭に置いていたからこその摘発。初動捜査がしっかりしていた」と岐阜地検幹部。捜査1課の現場捜査員らが現場の違和感をいち早く察知し、スピード解決に至った。 9月30日、午前。各務原市のアパートの1室で、片岡さんの遺体が見つかった。着衣に乱れはなかったが、首にはタオルが巻きついており、顔はうっ血。救急隊が死亡を確認した。 部屋のドアは、カードキーを差し込んで開錠するタイプで、鍵の複製は不可能だった。二つある鍵の一つは室内に、もう一つは父親が所持。窓も閉まっており、完全
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