ヴィッセルにとって初のJ2リーグを経験することとなった2006シーズン。「1年でのJ1復帰」を掲げ、9年ぶりにスチュワート・バクスター氏を監督に招へい。三浦淳宏を中心とした多くの主力選手が残留し、チーム一丸となって、52節48試合というリーグ戦に突入した。しかし、開幕戦で昨季J2最下位の草津にまさかの完敗。その後も第1クールはもがき苦しむものの、第2クールから徐々に戦術が浸透し始め順位を上げていく。そんな矢先に家庭の事情でバクスター監督が帰国することに。その後は首位に立ったものの、安定した戦いができず、最終的には3位に転落、福岡との入れ替え戦へと回った。三浦を出場停止で欠いたホームを0-0で終え、続くアウェイでは近藤の挙げた1点が大きくものを言った。1-1で引き分けながらも、この年から導入されたアウェイゴールルールによってJ1復帰を決めた。「トモニイコウ。」を合言葉にチーム、サポーターがひ