ブルームバーグでは海外コラムニストによる経済コラムをご提供しています。金融動向に関わる独自の視点のコラムや、経済や金融を扱った特集記事をご覧ください。
アジア株ブームである。書店にはアジア株投資の本が山と積んである。中国とインドに投資するファンドの純資産合計は1兆3000億円に達する(8月末、ロイター調べ)。今に始まったわけではない。 第1次ブームは1980年代後半の急速な円高時代に起こった。国際分散投資の必要性が叫ばれ、その投資先として成長が著しかったシンガポール、香港、マレーシア株の人気が高まった。第2次ブームは90年代後半から2003年に至る中国株ブームだ。中国の資本開放、香港返還(1997年)、人民元改革期待などで投資家層が広がった。 さらにここにきてインド株、ロシア・東欧への投資が盛んだ。第3次ブームと呼んでいいかもしれない。2次と3次の違いは市場の広がりだ。当欄でもロシアについては“守備範囲”の1つとして取り上げたいが、本日はベトナム株を取り上げる。 ベトナムは、株式市場ができたばかりで、GDP(国内総生産)も2005年時点で
去る9月18日から20日の3日間、サンフランシスコにて米BEA社の定例カンファレンス「BEAWorld 2006」が開催された。BEA社は、エンタープライズ向けにアプリケーションサーバーはじめプラットフォーム・ミドルウェアを提供する最大手のソフトウェアベンダーのひとつであり、近年積極的な買収戦略を展開している。昨年はEIPベンダー大手のPlumtree社とRFIDソリューションベンダーのConnecTerra社を、今年3月にBPM(注)のFuego社、そしてメタデータディレクトリのFlashLine社をそれぞれ買収している。今回のカンファレンスでもっとも注目されたのは、これら買収した各製品群と既存のBEA製品群をどのように統合していくかであり、新コンセプト「SOA360°」の発表をはじめ同社にとってはエポックメイキング的な発表が多かった。しかし、筆者が興味を持ったのは、SOA360°の中
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く